一段と寒くなって来た。でも、外に出てみると、空は曇っているが、そんなに寒い感じがしない。テレビは東京地検特捜部が、安倍派と二階派の事務所に捜査に入る様子を映していた。そして、この問題をリードしてきたのは朝日新聞とNHKだが、どのようなルートで情報を掴んだのかと話題にしていた。
私にはよく分からないので勝手な憶測だが、検察を応援する国民の声は大きくなっているのに、秘書や事務方が責任を負う形で終わるような気がする。それでは国民の、政治不信を払拭できないだろうに。いや、もっと根本的な政治改革が必要だと思うけれど、今ウミを出してもまた次の手立てを自民党は考えるだろう。
腹立たしいなと思いながら、今朝の朝日新聞を読んでいて、異色な記事だと思うものがあった。扱っている内容が変わっているのではなく、記事の書き方がまるで新聞記事らしくないからだ。新聞は報道することで読者に問題を提起するのだから、この記事が間違っている訳ではない。
その記事は、神戸の病院に勤めていた医師の、亡くなる直前の時間外労働が、月200時間を超えていたというものだった。同僚の医師は「いつも周囲を助けてくれた」と語り、患者は「朝も夕も会いに来て、困ったことは無いかと声をかけてくれた」と話す。病院側は「過重労働をさせた認識はない」と言う。
記事の主人公は亡くなった医師の兄で、別の病院に勤めている医師である。「医師は頑張るのが当たり前」と思い込んで来たが、病院側の会見を聞き、「医師の過重労働は医療安全の問題」と位置づけ、健康的に働ける環境づくりをめざして、「医師の過労死家族会」を立ち上げたというものだった。
今年の漢字は『税』である。真面目に働いている人が報われる社会にするには、どうすればいいのだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます