小・中・高学校の部活動が指導者不足だとテレビが報じていた。「どうして部活動なんかやっているんだろう。止めればいいのに。今では地域に、クラブがあるじゃーないか」と、私が文句を言っていると、元小学校の教員だったカミさんが諭す。
「学校教育の一環で行われているのに、廃止なんか出来ないわよ」と。「でもさ、中学校の時、好きな部に入れと言われたけど、先生に教えられたことは無かったよ」と私が反論すると、「自分の特殊な経験で、ものを言わないで」と叱られてしまった。
部活動はいわば学校のサービス業のようなものだろう。子どもたちが「野球をやりたい」サッカーがしたい」「ブラスバンドがいい」、そんな授業後の要請に応えたものだ。だから、各学校の裁量に任された課外活動なのだ。
しかし、長く続いてきたので、学校教育に欠かせないもののように思われている。朝練のある部の顧問になれば、学校が始まる1時間前に登校し、授業後も遅くまで練習するので先生は帰れない。部活が好きな先生もいるが、辞めたい先生もいるはずだ。
教育課程外の学校教育活動なのだから、子どもたちの安全が守られればいい訳で、そんなに先生が必死になる必要はないはずだが、伝統的な強豪校や準強豪校ではそうはいかないし、先生もそれに応えようとしてしまう。
文部省が「部活動は廃止」と宣言すれば、地域のクラブが受け皿となるだろう。けれど、私が所属していた「放送部」や「新聞部」は無くなってしまうことになる。顧問はいなくても、生徒の自主的な活動は出来るので残して欲しいと願う。
強くなりたい、優勝したい、そんな「部」は地域から優秀な指導者を迎えればいい。自分たちが自由に活動する「部」は顧問の名前だけ借りればいい。学校の先生には、子どもたちの教育に尽力できる環境を保障してあげて欲しい。
中学の部活動で美術部に在籍したことがキッカケで高校はデザイン科のある工業高校に進みましたが
今や統合でなくなりました。高校時代も部活動は相変わらず美術部でしたが
そんなに活動はしてなかったような…。それでもデザインを生業として生きてこれた事は
良かったと思います。小学4年生になる孫はタブレットを使った授業もあるそうで
本当に昭和と令和は違います。桁違いに…。
いい意味でも、悪い意味でも時代は変わる、変わっている。
https://www.youtube.com/watch?v=kFhPYw0H9mU
ノーベル文学賞ですからね〜
https://www.youtube.com/watch?v=bcYGHZR1_R0