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2021.06.09 「日本人は老人に席を譲らない」問題。

隣国の人が、「日本人の若者は、老人に席を譲らない」と非難している動画をいくつか
見たことがある。

それを聞くたびに、思うことがある。
年配者が、若い人に「どうぞ。」と席を譲られた時、特に、初めてこれを経験した時、
日本では、年配者は、一番最初に必ず大きなショックを受ける様に思う。
「え〜?とうとう、自分も、もうそんな年寄りに見られる様になったんだ。」

私の友人が、以前、「失礼しちゃうわ。席を譲られちゃった!」と憤っていたが、彼女
自身、もう充分年配になっていた頃だった。
それを聞いて、私は、これはいけない、と思った。
「『ありがとう」』と、気持ちよく受けてあげてよ。」と言った。

若い子は、年配者がショックを受けて、顔を引き攣らせて、狼狽しながら、「いいえ、
結構です。」とか「いえ、もう、降りますから。」などと言われると、その雰囲気に
一種の恐怖を感んじる人がいるかもしれない。悪いことをしてしまったのかと。
もう、絶対にお年寄りに席をどうぞと言ってはならないと恐れているかも知れない。
若者がかわいそう。申し訳ない。

年配者は、最初はショックを受けても、さりげなく、「そう?いいの?ありがとう。
座らせていただくわね。」と優しく言ってあげないといけないと、私は、年配者と
して、いつも強く思っている。

「日本人は、老人に席を譲らない」と隣国人に非難させているのは、われわれ年配者であると。
「優しい日本の若者たちに、席譲りを躊躇させているのは、若者が冷たいせいではない。
それを受ける、われわれ年配者の対応である。彼らは、席を譲りたくないわけではない
のだ。」と、私は、若者を擁護したいと思っている。



これを読んだBちゃんから、下記のメールが来た。
「うん!それも、あると思う!
確かに、一度断られたら、次、勇気がいるもんね!
でも、優しさのかけらもない、若者も、いっぱい居てるような気もする!」

うん、確かにBちゃんの言うこともわかる。
優しくない子も、居るかもね。
ということで、若者好きで、やや偏っているかもしれない私の意見でした〜。^^
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