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2021.06.13 イタリアンのジャガイモの炒め物

10年程前、近所にあったイタリア料理店が美味しかったことを、いまだに、近所の人
たちと懐かしんでいる。

その頃、私は、住吉の小さな英会話教室に通っていて、レッスンが終わって、バス停で
待っている時に、このイタリアンに電話を架けて、「今から、バスに乗って行きますから、
ジャガイモの炒め物をお願いします。」と電話していた。
そのお店は、必ずお客の注文があってから調理を始めるので、お店に行ってからジャガ
イモ料理を頼むと、長く待たされる。
ジャガイモなどは下茹でを済ませて用意しておくと、料理は早くできて便利だが、その
女性料理人は、必ずお客の注文を聞いてから、調理を始めるという自分の主義を守っ
ていた。その姿勢が、美味しい料理の決め手だったのかも知れない。
だから、10年経ってもまだ語り草となっている美味しさを、実現できていたのだと、
今でも思っている。

それで、今日は、その彼女のジャガイモの炒め物を作ってみようと思い立った。
多分、作り方は、シンプルなのではないか?チーズが美味しかったのではないか?と
思った。
チーズが、あの料理の美味しさの謎だったのではなかったかと思った。

何故、そう思ったかと言うと、あるとき、その店で、小エビを炒めただけの、たった
それだけの料理が、あまりにも美味しくて驚愕した。
「どうして、こんな小さなエビ1匹を炒めただけなのに、こんなに美味しいの?」と
聞くと、「さっき、イタリヤから到着したばかりのチーズを使ったからだと思い
ます。」と言われたのが、大きく印象に残っていたから。
そうだ、チーズが、新鮮だったから美味しかったのかもしれない。




そこで、先日、MEIDIYAで、パルミジャーノレッジャーノ(つまり、パパルメザン
チーズ)買って来た。
あの美味しかったイタリアンのジャガイモ炒めを作るために、ジャガイモを炒めて、
塩胡椒して、そこへ、パルミジャーノレッジャーノを、「チタンの卸し金」で卸して
かけてみた。

どうかな?
ウ〜ン? 味は、まあまあ。
…と言うことは、あの美味しさの秘密は、チーズではなかったみたい。

と言うことは、もしかしたら、アンチョビが入っていたのかしら?
アンチョビなら、あるぞ〜!
次回は、アンチョビを試してみよう。

今回、キタアカリがあったので買って来たが、彼女は普通のジャガイモを使っていた。

あの女性調理人は、山陰の造り酒屋へお嫁に行ってしまった。
あの料理の腕は、本当にもったいなかったな〜。
もしも、また会えたら、いろいろ聞いてみたいな〜と思う。





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