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2021.06.27 40年近く前の職場の上役を訪ねて奈良県へ行く。

40年近く前、母が亡くなった時、職場の上役が来てくださり、お葬式の弔問客受付や
香典受付、集計などの雑務全てををやって下さった。
その後、忌引きの幾日かを経て、私が職場に戻ると、元上役は、すでに転勤になって
いて、すれ違いとなり、お会いできず、お礼を言えないままになっていた。

40年も経って、いまさらの様に、思い出して、気に病む様になった。
それで、思い切って奈良県北葛城郡のお宅まで行く。
一度、このお宅が新築された時、部下の女性3人お招きいただき、奥様の手料理で素晴
らしいおもてなしを頂いた。あれほどのご馳走は、私史上最高の経験だった。
私は、旅行嫌いで、近場はよく出かけるけれど、無理に誘われない限り、遠くに行く
チャンスがないので、私にしては奈良は、めずらしく遠出の旅であった。

お訪ねしたら、ご本人はお留守だったので、夕方まで時間を潰して、又訪ねる。
その辺りは、お店一つ無い場所だったので、又、駅前までバスで戻り、駅前のお店で
数時間過ごして、又バスで戻って来た。
お会いしてみると、そんな事実は、とっくに忘れておられたとのことであったので、
ある意味ホッとした。
外見、ほとんど変わっておられず、ほんの少し白髪が増えたぐらいだった。
果物(さくらんぼ)の手土産をお渡しして、帰ってきた。

片道2時間、往復4時間、そして待ち時間3時間で、夕方戻ってきた。
人様にお礼を言ったり、お詫びを言ったり、自分がするべきことをし忘れていないかが、
気になるのは、私が歳のせいである。
生きている間にキチンとしておかなければならないと思う様になった。
今日は、長年の肩の荷が降りたので、大変良い日となった。感謝であった。
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