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2023.09.03 冬瓜の煮物

昨日、百貨店で、お惣菜売り場の前を通った時、美味しそうなものが目に飛び込んで
きた。
それは、冬瓜の煮物だった。
あんかけになっていて、その餡がつやつやと光って、美味しそうなこと。
冬瓜の煮物は、子供の頃からの、私の好物だった。

小学生の頃、我が家は九州に住んでいた。
九州では、冬瓜を煮る時は、鶏肉と牛蒡という組み合わせと決まっていた。
その頃、何かがある時は、庭で飼っている鶏を、1羽潰して食べる風習であった。
我が家の隣に、母の一番下の弟である叔父と祖母が住んでいた。
県庁に勤めていた若いスマートな叔父が、男だというだけで、当たり前のように、
この役目を引き受けないといけないことに、子供心に、深く同情したものだった。

若い頃、時々通った料理教室では、冬瓜を関西風の上品な煮物に仕上げていた。
鶏ではなく、カニの身を使っていた。
冬瓜をくり抜いて、それを器にして、そこへ盛っていた。
出汁は、ほとんど色がついていなかった。
品の良い料亭料理であった。とても美味しかった覚えがある。
これも、いつか、一度作ってみたい。


またまた、大量に作ってしまった。しかも、ちょっと色が濃い。醤油を使いすぎ。反省。

(夕食)
冬瓜と鶏肉の煮物、小松菜おひたし、小松菜の茎のきんぴら、豆乳の冷スープ、枝豆、
ご飯、日本酒



最近、食が細くなって、ひそかに悩んでいた。
そうか?私は、煮物好きなのに、煮物以外ばかり作っていたから、それもあったかも
しれない。
その証拠か、今日の煮物は完食した。

なお、明日は、この冷たいあんかけをお昼の素麺に掛けて食べようと思う。
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