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2023.09.13 苦手だった服が、お気に入りになった件。

私は、いいかげんな人間であるにもかかわらず、相当堅物人間らしい。
自慢にも何にもならないけれど、珍しい程の堅物人間だ思う。

 
というのも、2年ほど前に、勧められて、このトップスを買った。
私は赤い色が好きなので、そんなことから惹かれたと思う。
ところが買ってみると、この赤いのは、唇の形で あると思った。
わ〜、しまった。
いやだ〜、真っ赤な唇なんて、エロいよね。こんなの着れないわ。恥ずかしい。
私はそう思った。

1度だけ、これを買った店に着て行ったが、その時、一人の女性が入ってきて、この服
を見るなり、「わ〜、素敵ですね。」と言ったので、「これ、大失敗だったと思って
います。唇の形なんて、エロくて恥ずかしくて着て歩けないです。」と言うと、
その人は、「いえいえ、とても良いですよ。私は好きです。似合ってますよ。どんどん
着て下さいね。」と何度も言われた。
その時、未知の二人が盛り上がって、一緒に9階の喫茶店へ行って、おしゃべりした
ことがあった。

しかし、その後も、まだ私はこの服が苦手で、もう着ることもないだろうと思っていた。
でも、今日は、思い切ってこれを着て芦屋まで行った。
すると、喫茶店で、隣に、ロングドレスの上品なセレブ風の母娘連れが来て、座るなり
「あ、三宅イッセイの服ですね。素晴らしいですね〜。」と言われた。
私が苦手感を言うと、「唇だなんて、誰も思いませんよ。素敵ですよ。」と言ってもらった。

へ〜、そうなんだ!
それなら嬉しいなと思った。

すると、この後、百貨店のエレベーターで、後から乗り込んできた女性が、私の服を
見るなり、「それは、スーツですか? 上下でセットですか?」と聞かれた。
「いいえ、別々です。」と答えると、「セットに見えますよ。素敵ですね。」と
言われた。
ズボンは、近所のブティックで最近買った。
そう言えば、あまり意識していなかったが、確かに色はそっくりである。

そんな訳で、今日は、今までずっと苦手だった服を褒められて、びっくり。
そして、帰る頃には、このセットが、すっかり、お気に入りになっていた私なのでした。



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