古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

韃靼人(だったんじん)の鉢

2007年12月16日 18時29分57秒 | 古伊万里=鉢もの
これは、清朝磁器をそっくり写した古伊万里です。
オリジナルの清朝物がときどき市場にでてきます。



絵付けの緊張感や締まりは、オリジナルの方が勝っているような感じもしますが、
日本的なやさしさや全体のまろやかさは、伊万里写しの方が、よいような感じもします。




おや!どこか、ひょうきんな、だったん人ではないでしょうか?




見込みの龍は、オリジナルの龍に肉薄している感じはします。




底に窯割れが、見えますが、表には抜けていません。




時代は、寛政期くらいと思われます。ゆうに200年は経っている計算になります。
こういう大鉢って、現在使い道があまりありませんよね。(笑)

      直径約27㎝×高さ約12㎝