古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

河本礫亭の花瓶

2008年04月26日 21時00分46秒 | 信楽・瀬戸・その他
奇麗な染付けの磁器を見ると、欲しくなる悪いクセがありまして、
たまに、こういう作家ものを買います。




色絵磁器ですが、古伊万里とはかなり違いまして、すべて絵の具は釉下彩(透明釉の下の発色)です。
その点が、すごいと思いました。




季節は、いまごろでしょうか。新緑の中に山桜も見えます。
山桜のピンクは、釉裏紅で描いてあります。

木々の繁りは、南画の影響でしょうか、一枚一枚丁寧に描いてあります。






河本礫亭…明治28年生。昭和47年、染付磁器で、愛知県無形文化財に指定される。
河本五郎の養父としても知られる。昭和50年没。


 高さ約35cm、最大直径約、25cmとかなり大柄な花瓶です。


コメント (12)
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