古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

色絵輪花中鉢

2009年01月31日 15時58分12秒 | 古伊万里=鉢もの
おそらく、天保時代くらいの錦手の深鉢だと思います。

内側の絵付けが、だいぶ手が混んでいますよね。
たべものを入れるには、いく分あくどいほどの凝った絵付けになっています。
しかし、なかなか力強いデザインだと思います。




藍柿や藍九谷のファンは逃げ出すかも知れませんが、私の好みのデザインです。(笑)
アフリカの芸術や、オーストラリアの原住民の芸術に近いかも知れません。

明治になると、この原始的ともいえる野太い力強さが、無くなってしまうのが、不思議でなりません。




そのわりには外側の文様は、以外にアッサリしていて、内側がメインの絵付けになっています。
これは、生まれは、盃洗でしょうか?




  直径、約23cm高さ約11cm

        文政~天保期





コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする