古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

ベロ藍捻り紋中鉢

2010年05月15日 22時14分06秒 | ベロ藍
宇宙の始まりは、約140億年前のビックバン(大爆発)から始まったことが、
ほぼ確定的に解かっているそうですが、
じゃあ、その前はどうだったのかまったく説明がありません。

いまも、宇宙はその爆発の勢いの慣性法則にのって拡大拡散を続けているそうで、いまこうしているうちにも、
太陽系は勿論、銀河系全体も猛烈なスピードで宇宙の外側に向かって飛ばされているそうです。
最後は、いったいどうなるのでしょうか?

ある程度まで拡散するとこんどは、逆に宇宙は収縮を始めて、
宇宙が一箇所に向かって集まりだすのではないか?
そうして、ふたたびビックバンを起こす。そういう説があるそうです。

しかしこれは、よく考えてみれば、ある定数や方程式がわかれば、
物理学の数式で導き出すことは、可能のような気がします。

ただ、それには重力がなにものかよく解からない現代の科学や物理学では、少々無理なのでしょうか?
重力がなにものかが、わかっていないのがいまの科学のレベルだといいます。
もし、重力がなにものかがわかれば、空気力学で飛ぶ飛行機や、
内燃焼機関や電気モーターで動く自動車や電車は、なくなるに違いありません。

私たちが生きているあいだに見ることができるでしょうか?

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明治の印判とベロ藍をつかった捻り紋の鉢です。




かっての宇宙のビックバンや、銀河系そのものを連想させる放射紋。
銀河がまるで、その中心に向かって、引っ張られながら回転しているようにも見えます。




最近ベロ藍のやきもの全般に言えるような気がするのですが・・・
明治から100年以上経つせいか、色合いがいくぶん落ち着いてきたように見えるのは、私だけでしょうか?
写真は、やや、あざとい色合いですが、もうすこし落ち着いています。




捻り紋もかっては、中国の染付け磁器のしょんずい手からきているようです。




  皿の裏は、瓔珞紋。

  明治前半時代のころ・直径約27,5cm 産地は、おそらく美濃あたりのような気がします。