古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

筆入れ?それともなに?

2010年09月05日 16時54分06秒 | ベロ藍
毎日、記録的猛暑がつづきますが、
いくぶん朝夕は、涼しい風が吹くようになりました。
ただ、もう、雨は、二週間以上ないような感じで、夏の天気とも思えません。
わが子供のころは、このあたりは、毎日のように午後3時過ぎは、雷雨がありました。
この地域は、雷電神社という、かみなり除けの神社があるくらいです。
わたしが住んでいる街の別名は、雷都(らいと)といいます。
それが、ここ、15年くらいは、ひと夏に数えるくらいしか雷雨がありません。
江戸時代から、続いていた地域特有の気候が通用しなくなりました。
 
これは、なんでしょうか?

 
波の上の富士山の頂上から、龍が昇っています。
千鳥の形と、波の飛まつの形に、穴もあいています。
横山大観の絵にある図柄ともいえます。
 

 
筆入れくらいの大きさです。
なにに使ったのでしょうか?、わかる人いたら教えてください。
 

裏側に釉薬が、掛かっていますが、不思議と底の部分が、
無釉薬で、磁器質が露出しています。
おそらく、瀬戸あたりの産のような気がします。

大きさは、16cm×6,5cm
明治時代