古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

線描き花唐草紋大皿

2010年10月24日 14時06分29秒 | 古伊万里=染付大皿
『すあま』という餅菓子をご存知でしょうか?
私がこどもの頃は、学校の創立記念日とか、ちょっとしたお祝いの記念に、
『すあま』で、できた紅白の『鶴の子餅』をもらいました。
先日も、敬老の日に両親が紅白の『すあま』を、もらってきました。
関東では、ごく普通の食べ物です。
 
これが、ぼくは、子供のこ頃は、苦手な食べ物でした。
 
だいいち、歯ぬかりがして、前歯の裏にくっつくんです。
味ですが、『米粉』『砂糖』の甘味が口の中で分離して、
それぞれ、べつべつの味がします。
米粉と砂糖だけを原料として作っているのが子供でも判りました。
 
最近は、歳のせいで口腔も鈍感になり、
お互いに溶け合って美味しくいただけるようになりましたが・・・(笑)
ただ、スーパーや、和菓子屋で売っていても、いまだに買いません。
西日本まで、普及しない理由は、いくらかわかるような気がします。
ただ、人によって好みは、様ざまなので、ハマる人はいるかも知れませんが・・・。
 
 
江戸後期に流行した線描きで描いた、花唐草紋の大皿です。
 

 
美しい唐草紋に、おそらく牡丹と思われる花と、一重の花が美しく描かれています。
線描き伊万里としては、成功した図柄ではないかと思われます。
 
唐草は、唐草の風呂敷の唐草に似ていますよね。
 

 
ただこの図柄の残存数が少ないところを見ると、
当時の人気はもう一つだったんでしょうかね?
現代人がみると、なかなか優れていると思いますが。。。
 
 

 
直径約40cm・江戸後期~幕末のころ


コメント (19)
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