古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

あけましておめでとう存じます

2011年01月01日 11時13分25秒 | 古伊万里=染付大皿
    
 
今年は、卯年ですね。
うさぎと言うと、日本では可愛いというイメージが強いですが、
西洋では、豊穣とか多産とかセクシーなイメージもあるそうですね。
今年は、豊穣(ほうじょう)な歳になるといいですね。
 

 
むかしの兎って、けっこうコワイ顔つきですよね。
僕の祖母は、明治生まれでしたから・・・
私が子供のころ家の飼い猫を、ねこっ可愛がりすると、
『動物は、しょせん畜生。人間のように可愛がってはいけない。』
と、なんどか注意されました。
 

 
これは、有名な波乗りうさぎの一場面でしょう。
満月の夜、これから波に乗って、湖を渡ろうというのでしょうか。
松の木の枝に隠し絵とて、かえるの化身ような眼が見えます。
 

 

 
 
これは、江戸後期に作られた作品で、けっこう有名になりました。
どうしてかというと、ヤフオクで贋物がかなり横行したためです。
ちょっと見には、なかなか見抜けないような外国製のこの手のお皿、
ヤフオクでご覧になった方も多いことでしょう。
これは、正真正銘江戸後期に作られた本歌本物と思います。
 
 
 文化文政期ごろ・直径約42cm
 
 
   本年もよろしくお願いいたします。