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解散総選挙の結果はいかに?

2017年10月20日 | O60→70(オーバー70歳)
いよいよ明後日が衆院総選挙の投開票日です。天気予報は芳しくありませんが、期日前投票の数字からすると、前回よりも投票率は高くなると予測されています。選挙結果に注目したいと思います。

さて、今年は、すでに昨年度6万4637件の自己破産申請件数を超えたそうです。景気が良く、失業率も低いのに、どうしてなのでしょう?
まさに「希望」の所在が、あやふやになっているのかも知れませんね。
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たばこロード(中野重治編)その7

2017年10月20日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」

【190ページ】
火鉢が出ていて、キセルを出してたばこを吸うものがいる。なかには火うち石で火をつけるものもいる。火うち石は、親類の中村のおんさんが使うので良平は知っている。知ってはいるが、たばこを詰めた雁くびのところを握って、握った左手の指さきに石のかけらのようなものをつまんで、右手の三角の金(かね)でかちっとやると火がつくというその具合のところはよくわからない。おじさんはたばこは吸わない。

[ken]火うち石は、私が子どもの頃に目にした記憶があるぐらいで、日常生活ではマッチが使われていました。火うち石が産出する山があって、何度かピクニックに出かけ、遊び道具として1つ2つ持って来たような気がします。マッチと併用されていたのが、この小説も登場する「つけ木」です。私にもなじみのある「つけ木」は、数ミリの薄い木板の先に硫黄が付いているもので、囲炉裏の炭火に「つけ木」をふれさせ、台所や風呂のかまどに火を移すに使われていました。また、近所で子牛が生まれたときには、赤飯を炊いて重箱に入れて隣保班の家々に配るのですが、重箱が返却されるとき、必ず「つけ木」が添えてありました。簡単な「お返し」の風習には欠かせないものでした。(つづく)
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