先日、ある意味の小旅行を終え、伊勢崎モールのファミマの喫煙所でたばこを吸っていたら、目の前でうらぶれた感じの白髪老女子が、両肘からスーパーのレジ袋を下げ、左手にはエコーシガーの箱、エコーシガーのたばこを左指にはさみ、けだるそうな表情で一服していました。
ちょっと危なそうな人だと、目線を合わせないように観察していましたが、そのあとの神対応に感動させられました。
レジ袋からティッシュペーパーを2枚取り出し、2つ並んだスタンド灰皿の表面から、吸殻や灰を灰皿内に落とし、丁寧に拭き始め、それが終わるとティッシュペーパーを手に、周辺のポイ捨て空箱を拾い、一緒にゴミ箱へ捨ててその場から立ち去りました。世の中には、すごい人がいるものですね。
その一連の行動を目にして、これほど「たばこの気持ち」になり、見た目とはまったく違う上品な行動をとった老婦人に、心底驚かされました。きっと心がきれいな人なんだと思いました。スタンド灰皿を利用するものとして、感謝と尊敬の念に駆られました。