goo

がん検診率と喫煙者率について

2020年12月10日 | たばこの気持ち
昨年はスルーしてしまったので、近日中に横浜市のがん検診を受診する予定ですが、4枚の検診表への記入や検便など「同じこと書かなくちゃいけないし、検便は3日前から2回採取なのかぁ、面倒くさいなぁ、それなりのお金もかかるし、がん検診の受診率が低いのは当然かもなぁ」と実感しました。



ちなみに、日本の「がん検診受診率」は約40%で、未受診者が6割近くにのぼります(あのアメリカのがん受診率より、約40ポイントも低いのには驚きでした)。そこで、厚労省や東京都などが強力に指導している「受動喫煙防止条例」によって、喫煙者率は減少しているので、その相関を考えてみました。



2020年05月20日時点で、現在習慣的に喫煙している人は、17.8%(男性 29.0%、女性 8.1%)であると、厚生労働省「最新たばこ情報」と公表しています。これを逆算すると、厚労省の過度な指導よろしく、たばこを吸う場所が激減している中で、まさに82.2%が非喫煙者になっているのです。



したがって、私は「がんによる死亡者を減らすには、喫煙者をこれ以上減らすことではなく、がん検診をもっと簡単に、個人負担も減らしていく」ことが優先される政策であると強く言いたいのです。要するに、がんによる死亡者数が減らないのは、本人の喫煙や周囲の人たちの受動喫煙が主たる原因ではなく、がん検診の受診率が低位のままで推移しているからではないか、と推察しているのです。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )