前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

地震と原発

2009年08月23日 | Weblog
    昨日は日新地区の演説会で「派遣切り」問題での党の取り組みなどを訴えました。
    地元は夏祭り。雨もあがって、みなさん笑顔で・・・・。保守系市議は「調子はどうや」と。やはり選挙の話になりますね。

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 しんぶん「赤旗」・・・・・浜岡原発    排ガスから放射能
5号機 駿河湾地震後に検出

     中部電力は20日、静岡県御前崎市にある浜岡原発5号機(出力126万7000キロワット)で、12~19日にかけて排気塔から排出されたガス中に放射性物質が含まれていたことを明らかにしました。11日に発生した駿河湾の地震では、5号機で設計時の想定を上回るゆれが観測されており、中電は地震との関連についても調査するとしています。
     中電によると、排気塔で12~19日まで1週間使用したフィルターを分析した結果、この間に30万ベクレルの放射性ヨウ素(ヨウ素131)が排出されたことがわかりました。同期間中の周辺環境中の放射線測定値に異常は検出されていないといいます。
     5号機の排ガスで検出限界を上回るヨウ素131が検出されたことはこれまでなかったとしており、今回検出された原因については調査中としています。
     5号機では地震による異常が多発しており、運転再開の見通しはたっていません。

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     「環境に影響はない」というコメントは原発にかんする事故の際に、きまってセットで発せられるようだ。
巨大地震が予想される地域での原発は、国の責任で廃止措置など思い切った政策が必要だろう。国土、国民が汚染されては「クリーンなエネルギー」のうたい文句はジョークとなる。
      しかし、政府や電力会社の対策は、ひらたくいえば「耐震対策」をとることによって、地震による原発事故を封じ込める、という政策だ。ここには決定的な問題がある。
      それは、破壊されても放射性物質を放出しない公民館や学校などとおなじ耐震イメージを国民にいだかせるまやかしである。

      そういえば以前、敦賀市に芸能活動にきた雄三氏は、弁当や水にいたるまですべて持ち込みだったと聞いた。「そんな侮辱をうけてまでよぶな」との声もあったという。
      それはそうだ。しかし、そういう目でみられる地域であるということ、そして今後地震時の原発の「事故」によっては、そういうマイナスイメージは「高速」で「増殖」されるだろう。原発推進の行政や経済界、政界の関係者は結果責任を負わなくてはいけない。