前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

こどもの貧困克服へ

2009年10月06日 | Weblog
    昨日は朝、かねもとさんと定例の宣伝。わたしは、県内の社会保険病院が公的に存続される方向になってきたことや、先週の福井県地方税滞納整理機構問題で県庁申し入れをおこなったことなどを話しました。日中は定例の共産党の会議などでした。

      ★

  しんぶん「赤旗」・・・・・・・・子どもの貧困問題を考える「こどもシンポ」が3日、大阪市内で開かれ、120人以上が参加しました。主催は同実行委員会。公的保育の拡充や高校までの授業料無償化、18歳までの子ども医療費の無償化などを求めるアピールを採択しました。

 府立高校の養護教諭が、食生活や医療、学力、進路選択などの面から貧困が子どもに及ぼす実態を紹介。中退した生徒が10代で出産し、その後離婚、貧困へという「貧困の連鎖」が生じていると述べました。
 保育園園長は、収入を得るための長時間労働のなかで精神疾患をもつシングルマザーの実態を紹介し、他の公的機関とも連携した支援に取り組んでいると報告。福祉事務所職員が、増大する相談に対応できない「行政の貧困」を述べました。

 コーディネーターを務めた加美嘉史佛教大学准教授は、「子どもの豊かな育ち、発達を阻むのが貧困。政治、政策の枠組みを大きく変えていくことが必要」と述べました。
 朝日新聞記者が、2020年までに子どもの貧困撲滅をかかげるイギリスの取り組みを報告しました。
 シンポジウムは、子どもの無保険問題が明らかにされ、国を動かす運動のきっかけとなった2年前に続くもの。参加者から母子家庭の実態などが報告されました。・・・・・・・

     ★

   先日のNHKでも特集が組まれていた。
高校授業料などを払えないで、バイトをしたりしている高校生の実態、それをすすめざるをえない教師の現状などが描かれていた。
比較としてフィンランドが紹介されていた。授業料のみならず、生活費や家賃まで支給されて、「こどもは国の宝、担い手」として国の責任で育てられていることが紹介されていた。

    長くつづいた自民党政治のもとでの「自己責任」「受益者負担」をこどもにまで押し付けてきたことが、将来の日本の国力をそぐことになっている。
新しい政権のもとで、政策の転換をはかり、「学べない子」「食べられない子」をせめてなくしていくのが国の最大の使命、と痛感する。
そのためには財源問題。大企業減税や軍事費、ダムなどの公共事業などを刈り込んでいくことが不可欠。

   以前、「戦争かバターか」といわれたことがあったが、まさにそういうスローガン風に今の課題を押し出すことも必要だろうね。