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「併設型 中高一貫教育を考える会」主催のつどいがアオッサで開催され参加しました。
H27年度から福井の高志高校に県立中学を新設し併設型の一貫教育をすすめるのが県教育委員会の計画ですが、現場の先生方や県議会でも疑問の声がだされています。
講師は名古屋大学大学院教育発達科学研究科の植田健男教授。この4月からふたたび名古屋大学教育学部付属中学・高等学校校長に復帰される方です。
植田先生は、「中高一貫は使い方次第でずいぶん違ったものになりうる。深刻な課題を中高一貫でつかいこなすことが大切。エリートの復活という懸念もだされている。文科省とのお付き合いでつくる地域もある」「97年に新しい多様化政策が登場したが、これの検証はおこなわれていない。中高一貫も多様化、がキーワードだが意味不明だ」「私のところでは、6年間の間に環境、平和、進路の3テーマでの総合学習をおこない、生徒自身が生き方を考える場にしている。福井からも名大にきてるが活躍できていない。大学教育に耐えられない子がいる。高校ー大学の接続の問題。中高一貫でこういう問題も考えていく」「中高一貫で受験のみなら6年間逃げられない、ということになってしまう」「本来行政主導でやるべきではなく、地域に説明できる意思形成の手続きが必要。高校が独立して考えていくことが必要」など国の制度、理念、ご自身の実践をふまえた広範なお話しでした。
私も設置者のかかわりと学校運営について質問させていただきました。
福井の場合は西川知事のマニフェストにかかげられその任期中に実現をせまられるという側面もあり、きわめて「政治的」な意味合いもあります。
現場の教職員や親御さんたちの声がきちんと反映されることなく、政治的なスケジュールですすめられるのはこどもにとって不幸なことではないでしょうか。
また昨日は午前中、夜は後援会の方々とてくてく訪問活動。花冷えという言葉もありますが、なんか寒すぎ、という感じです。
しかし、対話のなかでは「この間のテレビ見たよ、がんばって」「共産党は監視役だが、もっと大きくならんと」など各地で激励をいただきました。
ありがとうございます。ガンバリマス!応援お願いします。
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自民党、維新の会などは憲法を変えようの大合唱だ。
今の憲法は国民が政治を「拘束」する・・・戦争はダメだ、生活を守れ、と
改憲したい人たちは自分たちの「拘束」を解き放ち、国民を「拘束」したいのだろう・・・国の言うことを聞きなさい、戦争にいきなさい、生活は自己責任です、と。
5月3日の憲法記念日のつどいは、こういう政治の流れでいいのか、を県民のみなさんご自身が考える機会です。
5月3日 午後2時~ 福井駅東口アオッサ8階ホール
講師は 愛知大学法学部の 長峯信彦教授です。
主催は県内の9条の会の共催。参加費500円。高校生以下無料です。ぜひご参加ください。
愛媛新聞・・・
■線
津波が残した「線」は無情だ。どこまで陸に届いたかが、はっきりと分かる。その線から、海側が壊滅した。山側にはまだ普段の生活があった。日常を分けた線は歩けば簡単に越えられる
▲大震災から2年が過ぎても三陸沿岸は更地のままだ。それでも懸命に生きる人たちがいる。被災地からみれば、復興よりも憲法論議に浮き立つ政治家たちは非日常の住人だろう。永田町との間に線がある。向こう側に忘却がある
▲生存権が、幸福追求権が、被災地では踏みつけられている。財産権が消え、居住移転の自由もない。憲法の救いを欲する人たちにこそ目を向けてもらいたいのに、改正手続きを定めた96条の線を緩める話ばかりが熱い………
▲憲法の核は人権宣言だ。圧迫や隷従にあらがい、よりよい生き方を求めてきた過去の人たちすべての祈りと言ってもいい。血肉として積み重ね、暮らしに生かす努力を惜しめば、あっけなく壊れる
▲条文をいじるのは容易だが、社会を前進させるのは難しい。人類普遍の原理が引く線を簡単に越えようとする人は忘れている。権力者は法の番人ではあるが、法の代弁者ではないことを。
(3月30日
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