本日は個性派揃いのご三人様の御登場。
何が起こるか、ワクワクの落語会ですな。
期待以上に中身の濃い、落語会でおました。
桂文鹿・・・・「天覧文福一門会」
初めて聞きましたが、文福一門の文福さんに文鹿さんまめださんそして仁智会長、米団治さんにざこばさん。それぞれのキャラを活かしながらの登場に親しみを感じる。まあ、自由きままに師匠も含めて一門紹介されてますが、そこにはほのかな愛情がかんじらえれますな・・・・。
露の新治・・・「千早ふる」
古典と言いながら、小ネタのギャグ満載の「千早ふる」。古典も触ればさらにこんな風に面白くなる。でも一定の枠は超えない上品さ、そこに新治さんの粋をかんじますな。
新治・文鹿・智丸・対談「掘り下げる新作論」
新作、創作、改作、古典のちょいさわり、色々ありますが、すべてに各落語家さんの個性、味、センスが表れますな・・・。
でも、すべての落語の基礎は古典、その土台があればどんな形の建造物も立つことはできますな。それがおもしろいかどうかは別のはなしですが・・・。
けっして新作が古典からの逃げ道になってはいけませんな。
やっぱり、総じて古典の上手い噺家さんの創作はやはり面白いです。
中入り
露の新治・・・「福蓑」(木村智子作)
良かったですな。落語台本コンクールの受賞作らしいですが、擬古典というか時代背景が落語史のもので、すんなり入っていけるし、ちょい人情さもあって良い噺ですな。何度も繰り返し聞きたくなる「福蓑」でおます。
作者の木村智子さんってお幾つぐらいの方か、興味わきますな・・・。
笑福亭智丸・・「念仏嫌い」
宗論みたいに各宗派のお題目が次々でてくる。抹香臭いのは結構苦手なので、なぜか馴染めない一席。でも古典と創作、両方こなす上方落語の両刀使いの智丸さんに大いに期待でおますな。
宗論みたいに各宗派のお題目が次々でてくる。抹香臭いのは結構苦手なので、なぜか馴染めない一席。でも古典と創作、両方こなす上方落語の両刀使いの智丸さんに大いに期待でおますな。
新新作派
2022年11月17日(木)午後6:30開演
動楽亭
桂文鹿・・・・「天覧文福一門会」
露の新治・・・「千早ふる」
新治・文鹿・智丸・対談「掘り下げる新作論」
中入り
露の新治・・・「福蓑」(木村智子作)
笑福亭智丸・・「念仏嫌い」