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堺雅人さんと、高校の恩師・伊藤一彦さんとの三夜連続の対談。
テーマは郷土の歌人、若山牧水について・・・・。
「言葉による表現がどれだけ大事か、
でも言葉で表現しきれない心をみんな持っている。」
そして酒飲みの牧水は、
「むろん口で味わううまさもあるにはあるが、
酒はさらに心でかみしめる味わいを持っている。」
「私は独りで飲むことを愛する」・・・「独酌の良さ」
所詮酒飲みの牧水、一人でも飲む、その時の言い訳の歌も多し。
・われとわが悩める魂の黒髪を撫づるとごとく酒を飲むなり
・酒のめばなみだがながるるならはしもそれもひとりの時に限れる
堺さんも、伊藤さんも、そして牧水も。
宮崎の包んでくれる温かな気質、なんに対しても「へぇ、そうやっちゃ」で
すましてしまう県民気質のおおらかさに通じるものを感じる。
若山牧水記念文学館、ゆっくりと訪れてみたいもんです。
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