ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

梅田太融寺・南天の会~2021.03.28

2021-03-28 10:10:10 | 南天(こごろう)の会
梅田太融寺・南天の会~2021.03.28

久しぶりに南天さんの会へ、ソシアルディスタンスをとってゆったりとした会場だが100名の落語ファンが詰めかける。ここは高座が高いのでどこからでも良くみえてうれしい。

一、露の新幸・・「口合小町」

口合とはダジャレのこと、その駄洒落で亭主の浮気を止める、駄洒落は頭の体操、駄洒落の良し悪しはその場の状況、受け取り側の気分によって違います、まあ言って失敗するのは周りの空気が読めてないときでおますな。
それにしても、新幸さん上手いですな、この難しい噺をたっぷり聴かせるとは、達者でおますな。

ニ、桂南天・・・「南天謹製小噺」

いつも、オリジナルの小噺を五つほどご披露されているみたい。書きとめるのも失礼と気楽にアハハと笑っていましたが、あとから思い出すと、「亭主の初めての料理」と「奇数ページ」ぐらいで、あとの三つは何処かへふわふわと・・歳ですな。

三、桂南天・・・「打掛盗人」

ネタおろしですか、長屋の住人のえげつなさより、盗人の人の良さが際立つ、南天さんの「打掛盗人」、大阪弁のえげつなさが薄い分、上品に仕上がっていましたな。

四、森乃石松・・「村芝居」

ダイエットとリバウンドを繰り返してる石松さん。先週に続いての「村芝居」、結構なユニークな噺、聴きなれてくるとじわじわっと味のある噺でおますな。それよりの、気になるのは次の4月29日の「デブサミット落語会」あんまりやせ過ぎたら出演資格なくなるんでは、役者でも役によって体型づくりされるようですが、さてどんな姿で出てこられるんでしょうか。

五、桂南天・・・「幸助餅」

丁度春場所の千秋楽でふさわしい「幸助餅」。このように相撲取りや役者と贔屓すじとの関係、大なり小なりありますな。関取の態度が憎たらしければ憎たらしいほど、あとのほろりが増殖されますが、どこか南天さんのやさしさが見え隠れする優しい「幸助餅」でおました。


梅田太融寺・南天の会
2021年3月21日(日)午後2:00開演
梅田太融寺本坊

一、露の新幸・・「口合小町」
ニ、桂南天・・・「南天謹製小噺」
三、桂南天・・・「打掛盗人」
四、森乃石松・・「村芝居」
五、桂南天・・・「幸助餅」
  三味線・・・・はやしや美紀

次回・梅田太融寺・南天の会
2021年5月30日(日)午後2:30開演
ゲストは、米紫さんと、慶治朗さんでおます。


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