ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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稲田観音落語会~第20回記念公演~

2013-04-13 21:27:47 | 稲田観音落語会




ぞくぞくと詰め掛けるお客様。


禅寺らしくて天上からは賑やかなお飾りが。
さて、本当は何て言うんでしょうか。

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・「動物園」


Takeshi Masuda PhotoGraphyより許可を得て掲載しています。


見台が無いので、敢て見台を使わないネタをと・・・「動物園」。
前座ネタなのに、しっかりとした噺っぷり。

でも、主人公のチョカのところが足りなくて、逆におとなしくて
はじける部分が少なくて、残念。

あの虎の歩き回る動きでは、楽しませてもらったが、
やはり、虎の皮を着る仕草では、もっとたっぷり遊んで欲しいな・・・。

もっともっと笑いを増殖させて欲しいなぁと思った、
死んだ虎の皮算用でおました。



二、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・・「千早振る」



いつものごとく、上手にまとめられた生寿さんの「千早振る」。

あの竜田川が相撲取りの名前であるとは、とっさの思いつきのアイデアで
はなしが、考えながらどんどん進んで最後にはつじつま合わせ。

しどろもどろだが、段々自分の考えがまとまっていく物知りのその変化の様を
細やかに知りたいという、贅沢な思いが、噺上手な生寿さんだけに湧いてきましたな。


三、桂春之輔・・・・・・・・・・・・・・「子は鎹」




春之輔師匠の噺はすべて味がある。
またまた、他の演者とはひと味もふたあじも違う「子は鎹」を・・・。

最初夫婦が喧嘩して形見として「げんのう」を貰い、別れるところから始まる。
最後のサゲの予告編のおまけがついたようで、ちょっとお得感が・・・。

間では、寅公とのやりとりのところで、天神祭のくだりがある。
子供の自身の口で、男親のいないくやしさを語らせ、ほろりとさせる。

言葉足らずの父親と控えめな母、親との鰻屋での出会いも
本来であれば、今日の春之輔師師匠のごとく、言葉の出ない
ギクシャクとした途切れ途切れの会話になるのでは・・・と。

言葉少なしは情多し、そんな春之輔師匠の「子は鎹」でおました。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「鰻の幇間」



6時20分には名古屋に行かなければならない用事があるため、
4時過ぎには、会場を出なければと、・・・・・途中で抜けるかもと、
席を出口付近に移して観る。

噺は東京ネタの「鰻の幇間」、ネタおろしたてで、
今日のゲストの春之輔師匠につけて、いただいとか。

生は初めて、聴いたのはCDも志ん朝さんのみで、そのイメージが強い。

こちらは、会場を出なければと気が焦っているし、
幇間ののらりくらりのじゅうさいな言動と波長が合わず、
残念ながら、笑いのツボにはまらず、消化不良気味で会場をあとにする。

今年の独演会の演目の候補とか、それまでに聴く機会もあると思うので、
こちらの体調いや余裕の時に再度聴いてみたいもんですな・・・。



稲田観音落語会~第20回記念公演~
4月13日(土)午後2時開演
稲田観音禅寺
  
一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・「動物園」
二、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・・「千早振る」
三、桂春之輔・・・・・・・・・・・・・・「子は鎹」
仲入り
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「鰻の幇間」


13-15-66



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