ぞくぞくと詰め掛けるお客様。
禅寺らしくて天上からは賑やかなお飾りが。
さて、本当は何て言うんでしょうか。
一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・「動物園」
Takeshi Masuda PhotoGraphyより許可を得て掲載しています。
見台が無いので、敢て見台を使わないネタをと・・・「動物園」。
前座ネタなのに、しっかりとした噺っぷり。
でも、主人公のチョカのところが足りなくて、逆におとなしくて
はじける部分が少なくて、残念。
あの虎の歩き回る動きでは、楽しませてもらったが、
やはり、虎の皮を着る仕草では、もっとたっぷり遊んで欲しいな・・・。
、
もっともっと笑いを増殖させて欲しいなぁと思った、
死んだ虎の皮算用でおました。
二、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・・「千早振る」
いつものごとく、上手にまとめられた生寿さんの「千早振る」。
あの竜田川が相撲取りの名前であるとは、とっさの思いつきのアイデアで
はなしが、考えながらどんどん進んで最後にはつじつま合わせ。
しどろもどろだが、段々自分の考えがまとまっていく物知りのその変化の様を
細やかに知りたいという、贅沢な思いが、噺上手な生寿さんだけに湧いてきましたな。
三、桂春之輔・・・・・・・・・・・・・・「子は鎹」
春之輔師匠の噺はすべて味がある。
またまた、他の演者とはひと味もふたあじも違う「子は鎹」を・・・。
最初夫婦が喧嘩して形見として「げんのう」を貰い、別れるところから始まる。
最後のサゲの予告編のおまけがついたようで、ちょっとお得感が・・・。
間では、寅公とのやりとりのところで、天神祭のくだりがある。
子供の自身の口で、男親のいないくやしさを語らせ、ほろりとさせる。
言葉足らずの父親と控えめな母、親との鰻屋での出会いも
本来であれば、今日の春之輔師師匠のごとく、言葉の出ない
ギクシャクとした途切れ途切れの会話になるのでは・・・と。
言葉少なしは情多し、そんな春之輔師匠の「子は鎹」でおました。
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「鰻の幇間」
6時20分には名古屋に行かなければならない用事があるため、
4時過ぎには、会場を出なければと、・・・・・途中で抜けるかもと、
席を出口付近に移して観る。
噺は東京ネタの「鰻の幇間」、ネタおろしたてで、
今日のゲストの春之輔師匠につけて、いただいとか。
生は初めて、聴いたのはCDも志ん朝さんのみで、そのイメージが強い。
こちらは、会場を出なければと気が焦っているし、
幇間ののらりくらりのじゅうさいな言動と波長が合わず、
残念ながら、笑いのツボにはまらず、消化不良気味で会場をあとにする。
今年の独演会の演目の候補とか、それまでに聴く機会もあると思うので、
こちらの体調いや余裕の時に再度聴いてみたいもんですな・・・。
稲田観音落語会~第20回記念公演~
4月13日(土)午後2時開演
稲田観音禅寺
一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・「動物園」
二、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・・「千早振る」
三、桂春之輔・・・・・・・・・・・・・・「子は鎹」
仲入り
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「鰻の幇間」
13-15-66
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