久しぶりの稲田観音落語会、いつも仕事の関係で打上げだけの参加が続いていたが。
晴れて、のんびりと鶴二さんの落語が聴ける・・・楽しみですな。
今回から鶴二さん、生寿さん、呂好さん、寅之輔さんの四人で、そのチラシ用の撮影を・・・。
蓮、下には河内蓮根が。
紫陽花の季節。
時雨れることが多い稲田観音落語会、今日はめずらしく晴れに。
一、桂寅之輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・「兵庫船」
以下演者様の写真は、Takeshi Masuda PhotoGraphy より転載(ご本人様許可済)
寅之輔さん、最後のカマボコ屋のサゲまで、たっぷり30分の長講。
でも、声を出し間をとる為の稽古だとはわかっているが、
この噺、笑いが少ないのに前座噺って、ある面、いじめに近い噺ですな。
寅之輔さん、いっきに最後まで突っ走った「兵庫船」でおました。
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「野ざらし」
鶴二さんの「野ざらし」、よろしいな。
釣り竿持って、川辺まで出かけていく、いい骨、いい幽霊、いい女に出会うワクワク感。
「スチャラカチャンチャラ、スチャラカチャン」・・・・・・楽しいな。
笑いとか不安とかいうのは、伝染するもの・・・。
楽しんでいる鶴二さんに、こちらまで、楽しくなってくる。
まずは、鶴二さんみたいに、ご本人さんが楽しまなければ、
思いだす度に、「スチャラカチャンチャラ、スチャラカチャン」の余韻が続く。
肩の凝らない、この軽さ、おもしろみ、落語の王道ですな。
三、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・・・・「近日息子」
本日の秀逸・・・・呂好さんの「近日息子」。
初めての出会いで感動したのは久しぶり、呂好さん、よろしいな。
声の質感といい、大きさといい、噺の巧さといい、さすが呂鶴さんのお弟子さん。
へんな癖もなく、噺自体がもっている愉しさ、おかしさが直接、そしてたっぷり伝わってくる。
まだ、4年目だが、既に30才過ぎ、最近入門したての二十前後の落語家さんとは、
やはり落ち着き感というか何かが違う。
今後どんな風に成長していくのか楽しみな呂好さん、この一年、二年でさえ目が離せない、そんな気にさせる呂好さん、早いうちに「色事根問」「江戸荒物」さえ、どんなふうに演れるのか早く観てみたい、興味津々でいっぱいでおます。
注目の噺家さんが勢揃いしているたけくらべの会(呂竹、松五、喬介、生寿、呂好)など、
早急に、成長盛り若手さんの勢いを確かめに行きたくなりましたな。
四、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・・・・・・「花色木綿」
どろぼうネタでは、定番の花色木綿。
きっちりと、器用にこなす生寿さん、「質屋芝居」に挑戦中とか、
生寿さんの十八番になる噺とはどんな噺なのか、是非一緒に出会いたいもんですな。
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「ねずみ」
今年の独演会用の、新ネタとか。
鶴二さんには珍しく、多少人情じみた噺。
さすが卯之吉の可愛らしさはお手のもの、鶴二さんらしく人情噺のしんみりさは少なめに、さらりと流す。
でも、ねずみ屋の主人の事情話には思わず聞き入ってしまう。
9月の独演会にかけて、更に磨きをかける鶴二さんの「ねずみ」、楽しみでおますな。
第18回・稲田観音落語会
2012年6月23日(土)午後2:00開演
観音禅寺
一、桂寅之輔・・・・・・・・・・・・・・・・・・「兵庫船」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「野ざらし」
三、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・・・・「近日息子」
仲入り
四、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・・・・・・「花色木綿」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「ねずみ」
12-25-124
次回・開催日決定
第19回・・・2012年12月 1日(土)午後2:00開演
第20回・・・2013年 4月13日(土)午後2:00開演
打上げでも、四人揃っての笑顔。
離れでの、打上げ、・・・・五時間も食べて、飲んで、喋って、皆さんお疲れ様でおました。
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