熱い心が人間力を生む 複眼経営者「石橋信夫」に学ぶ | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
☆☆☆
先週、黒田生々堂さんの100周年の記念セミナーの御招待をうけ、
そのときの講師の方が、この本の著者、樋口武男さん。
大和ハウス工業の現在、代表取締役会長兼CEOである。
セミナーでは、創業者であり、人生の師でもある、石橋信夫を熱っぽく語る。
講演後、その足で本町の紀伊國屋書店へ、“熱湯経営”は既に読み終わっていたので、
買い求めたのは、この“熱い心が人間力を生む”なんですが・・・
週刊文春に毎月1回、掲載中の各界の著名人との対談集。
でも、不思議なのはその対談は、どこかでいつの間にか、
師である“石橋信男”さんの話になり、
石橋さんの志し、想いを紹介される。
かぐやのお姫さん、本当の父娘でもいがみ合うほど意見の食い違いが生じるのに、
樋口さんと石橋さんは、クローンの如く、同じ思い。
裏の帯書きではないですが、そえぞれの分野で功を成す人は、
高い「志」と強い「信念」、「夢」を持っていられると、
そしてなにより「人間力」が備わっていると・・・・。
「人間力」、羨ましいかぎりの言葉の響きですが、・・・
この形のない、そして自分では確認できないものだけに、
身につけるのは、難しいものです。
厳しさと優しさの両面を持ちながら、瞬時に使いわける。
まさに、“熱い心”が“人間力”を生むんですな。
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