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「冬の本」という一つの言葉をめぐって、そこから発想できることを84名の方々が執筆、この競演とでもいう形がこの本の魅力。私の好きな落語で言えば、一人の方が主役の「独演会」、いろんな人が入り混じった「寄席」、そして実力派が鎬を削る「競演会」、まさにこの本その「競演会」。自分の好きなことを書きながら、どこか残りの83人の方を意識しながらの書きっぷり。
「冬の本」という一つの言葉をめぐって、そこから発想できることを84名の方々が執筆、この競演とでもいう形がこの本の魅力。私の好きな落語で言えば、一人の方が主役の「独演会」、いろんな人が入り混じった「寄席」、そして実力派が鎬を削る「競演会」、まさにこの本その「競演会」。自分の好きなことを書きながら、どこか残りの83人の方を意識しながらの書きっぷり。
その視点の置き方、マクラともいえる導入部分、噺の進め方、そしてオチとでもいうべき落としどころ、それが84人もみれるなんて、大いに愉しめる一冊でおます。
気になったひと言
古本屋を開拓するのは、冬に限る。と思う。 (名久井直子)
古本屋を開拓するのは、冬に限る。と思う。 (名久井直子)
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