![]() | 漱石の孫 |
クリエーター情報なし | |
実業之日本社 |
☆☆
今度も祖父と孫。
祖父は夏目漱石、孫は夏目房之介さん。
漱石が海外渡英したロンドンに出向き、当時の生活ぶりを覗く。
そこには、常に偉大な祖父に比べられる自分が居てる。
でも、社会人になり漫画の世界に入り、仕事も徐々に入りだすと、
逆に孫であるメリット感を素直に利用できるようになる。
後半は、本業の漫画論についても独特の視点で述べられている。
それわ「漫画表現論」で、それは、目にみえるマンガの表現要素、
それがないと成り立たない単位として「絵」と「コマ」と「言葉」の三要素をあげ
このそれぞれの機能と相互作用、関連性でマンガを読み解いていくもので・・。
何々論といい、学問ともなれば、漫画でさえ難しいものになる。
かつて漱石が、学者への道を捨てて小説家になったように、
孫の房之介さんにも、物事を分析し漫画の文法、漫画の科学を創り出そうとする
同じDNAが脈々と流れている。
単に「漱石の孫」ではないという叫びが随所にでてくるが、
読めば読むほど、漱石に近づいていくのが、解る本である・・・・。
にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓
![にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ](http://book.blogmura.com/bookdairy/img/bookdairy88_31_femgreen.gif)
![にほんブログ村 演劇ブログ 落語へ](http://show.blogmura.com/rakugo/img/rakugo88_31.gif)
![読書ログ - 読んだ本を記録して共有する読書コミュニティ 読書ログ - 読んだ本を記録して共有する読書コミュニティ](http://www.dokusho-log.com/image/banner_120x60.png)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます