ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第141回・須磨寺落語会

2012-03-04 23:06:41 | 梅団治・須磨寺落語会


本格派の中堅噺家、ご三人の対決・・・・・・楽しみですな。


雨で、足並みは遅かったが、開演前にはほぼ満員。

一、桂治門・・・・・・・・・・「真田小僧」

初めての出会い。4年目らしくシッカリとした口調。
でも、小僧かがわいらし過ぎて、憎らしさ少ない分、逆におもしろさに欠けるのはなぜ。

他なる、演目も聴いてみたいですな。

二、桂梅団治・・・・・・・・「親子茶屋」

最高・・・梅團治さんの・「親子茶屋」

前回の時は、徳々亭で、三味線、下座がなかったので、気が抜けたようであったが、
今回は、新町へ出てからの「狐つり」でも音曲入りで、梅團治さん片膝立てての大熱演。

骨太の「親子茶屋」大好き・・・・・梅團治さん、あと師匠の十八番で残るのは、「高尾」のみでおますな。

三、桂宗助・・・・・・・・・・「猫の忠信」

浄瑠璃、歌舞伎のマクラで、「蔵丁稚」かと思いきや、「猫の忠信」へ。
宗助さん、よろしおますな。

温い造りあたりでは、宗助さんの色っぽさも伝わり、女房のおとわさんの縫い物姿は秀逸。

本寸法の宗助さん。噺自体の愉しさが直接伝わってくるので大好きでおますな。


四、笑福亭鶴二・・・・・・「お玉牛」

春團治師匠に直接、稽古をつけて頂いたと聞いている「お玉牛」
春團治師匠に劣らないぐらい、シナも美しく、優雅で綺麗。

夜這いのとこも、音曲が入り、手さぐりで忍んでいく。
夜這いでさえ、無言歌のごとく品が良い。

今日ほど、暗闇を感じた「お玉牛」は、ありまへんでしたで。


五、月亭八天・・・・・・・・「御神酒徳利」

今、中嶋さんではないが、旬の「占」のハナシ。
前回聴いたときよりも、余裕があるのか、占師のところでギャグ満載・
まるで、八天さんの創作落語のごとく、主人公のセリフひとつが自然で、おもしろい。

ハナシをノベルの斬新な落語会にも参加したくなりましたな。


充実の落語会・・・・・・・芸の力を堪能。

第141回・須磨寺落語会
2012年3月4日(日)午後2:00開演
須磨寺青葉殿

一、桂治門・・・・・・・・・・「真田小僧」
二、桂梅団治・・・・・・・・「親子茶屋」
三、桂宗助・・・・・・・・・・「猫の忠信」
仲入り
四、笑福亭鶴二・・・・・・「お玉牛」
五、月亭八天・・・・・・・・「御神酒徳利」


12-11-52


近くのお好み焼やで打上げ。


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