オチケン! (PHP文芸文庫) | |
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大学の落研が舞台の物語。落語についてもっと語られると思いきや、主人公の越智健一君が単に入部したのが落語研究会(通称、落研)であって、落語についての中身は薄い。
寿限無のはなしが主題になっているが、何度も、「寿限無、寿限無・・・・・・長久命の長助」のフルの台詞がでてきて、それだけで、何ページもの活字を埋めている。・・・・ズルい。
「寿限無、寿限無・・・・・・長久命の長助」と書いているだけで、コブがひっこんだではなく、物語が終わってしまったというような本。
付録として、ウェブサイトに連載されていた、落後ってミステリーと題して、落語についての小エッセイが記載されているが・・・印象に残ったのは、小三治師匠が独演会での言葉、(新作でも)「作者以外の人がその噺を演るようになったら、それは「古典」になったと言ってもいいのではないか」と、なるほどと思う話。
まあ、ミステリーでもなく落語でもない、掴みどころの無い本でおましたな。
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