ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

若山牧水の百首

2024-11-24 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆

酔いどれで彷徨う旅の歌人、若山牧水。なんともとらえどころのない歌が並ぶ。
ただし牧水は西行を慕い、また西行の系譜の歌人と言われてるらしい。
大きく異なるのは、西行が出家した一人身であったのに対し、牧水には妻と四人の子どもがいたことである。いかに俗っぽいのか、ある面どこにでも居るだらしのないのん兵衛に映る。

でも、そのだらしなさを、わが身で感じ、わが身で歌に詠む。
そこに歌人としての自らを貫く純粋さがある・・・。



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