・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夜の田辺寄席の提灯・・・・・・・・・・・・・・・・
睦月の夜席、ぜんざいがあっても寒いのか100名の入り。
新春の大抽選で私に、「半年間のフリーパス券」が当りました。
「これは春から縁起が良いぞ」
通常月なら、3席の通し券が4名、ペア券が3名であるが
今回は、3ヶ月通し券が2名、半年通し券が2名、一年間が1名
その他食事券とか田辺大根をかたどった和菓子など総数20名に当る
5人に一人の確立と言えど、・当たった、それも半年券とは大当たり。
「良い、お年玉をいただきました。」・・・ありがとさん・・です・
開口〇番・・・・・・・「ふ」・・・・・「ふら」
「ふら」、あの人はふらがあるとか。言うが、
なかなか表現するのが難しい。
「とぼけている様な」、「自然な面白みで」・・・
ふらのある芸人はある時、バケル場合がある。
逆にへんに受けている芸人に晩年面白みが無くなる事がある。
例えば、六代目は
海外ヘ行った時、「日本ヘ電話しても、コレステロールやったら
大丈夫や、料金、向こうもちやから」
「食べ合せ悪い、体がエネルギー体質やで」
「元気出さんとアカン、オロナイン℃、買うて来い」
あの文枝師匠でも、
早くから、車に携帯付けたけど誰からも掛かってこない。
「皆に、電話番号、知らせましたか。」、、、「えぇー」
弟子の三枝さんから携帯に電話あった時、
「よう、ここに居るのが解ったな」
「呆け」と「ふら」は紙一重か・
一、桂福丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「狸賽」
30才と言えども、入門2年目。
しっかりとした口調、特に小狸の言葉がかわいらしい。
ただし、最初に賽に化けた時、一の裏が六と目が揃っているのを
言ってしまうと、あとの五の目が解らぬと言うのが不自然。
新しいネタの登場の度に期待できる好青年である。
二、桂七福・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「粗忽長屋」
七福さん、初めての出合い。日頃、徳島を中心に活躍と。
大きなからだからかもしだすユーモア感が噺の内容とマッチ。
この噺、矛盾だらけのストーリーの中で、
死んでいる主人公を、その気にさせるのは、凄い。
また、終演後のお見送りも、日頃御自分で主催された落語会での
お客様への、感謝、出合いを大切にする姿勢がいっぱい。
なかなか、大阪の落語会には出られるのは少なそうだが、
新しい噺家さんとの出逢いが次々出来るのは
田辺寄席の一番の良さですな。
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「蛸芝居」
これまた、上方らしい芝居噺。
花登益子さんの地唄、よろしいな。
文太さんの、蛸の顔。噺で聴かせるのに、顔で魅せるとは。
こんな、芝居好きのお家もありか、
我家は、この頃、嫁さんが感化され、
落語好きのお家になりつつありますが・・・・・。
四、桂一蝶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「善哉公社」
おもしろい噺家さん。
私生活を表に、さらけ出してのマクラ。
10分間の間に、一蝶さんの噺家生活、家庭での立場
奥さんと、娘さんとの関係も、全てがおぼろげに見えてくる。
途中でお役所のアンケートが入り
①、奥さんを愛していますか・・・YES
②、浮気した事がありますか・・・・YES・・NO
③、家庭で話し合いをもちましたか・・・・など
自由気侭に話を進められ、肩がこらずで、楽しい。
本人は案外、真剣だったりして。
ぜんざい公社、民営主流の現在は、設定が逆か。
でも、何度聴いても、お役所仕事には腹が立ちますが、
でも、この頃の役所結構、気ィ使てまっせ。
民営役場とか、逆バージョンが新しい笑いが出来そう。
故春蝶師匠は、私の好きな噺家さんの一人。
派手では無いが、いつのまにか、そのパステル色の世界に
ここち良く、浸れる。
芸人と呼べる、一蝶さん。
春菜さんの春蝶襲名をきっかけに、一門の飛躍期待してまっせ
二代目春蝶十七回忌追善落語会がありますが、
気になる落語会になってきましたな。
五、露の都・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「堪忍袋」
最初の15分は得意の都ばなし。
ダイエットのはなし。
だんなのはなし。
子供のはなし。
忘れっぽくなったはなし。
まるっきり、等身大で、大阪のおばちゃん、そのまま。
まるで、きみまろの女性版。
終演後でも、年配の女性のファンの方の多いこと。
ああ、ソウだ、そう言う事も多々ある、
井戸端会議の延長、共感の噺家。
聞くたびごとに、洗練され、更にエスカレート、
そして熟成・・・おもしろい。
堪忍袋も、夫婦の台詞、言葉が、自然さがいっぱい。
ほんとに、揉めてる夫婦喧嘩はこんなものか、
まあ口喧嘩しているうちは、仲が良い証拠ですが、
ほんとの喧嘩は、口も利いてくれませんが。
このあと、M宅の昭和吉兆で新年会・・鴨鍋美味しかったですな。
第484回・田辺寄席
2009年1月17日(土)午後6:10開演
大阪市立阿倍野青年センター
開口〇番・・・・・・・「ふ」・・・・・「ふら」
一、桂福丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「狸賽」
二、桂七福・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「粗忽長屋」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「蛸芝居」
仲入り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ぜんざい」
四、桂一蝶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「善哉公社」
五、露の都・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「堪忍袋」
09-06-21
睦月の夜席、ぜんざいがあっても寒いのか100名の入り。
新春の大抽選で私に、「半年間のフリーパス券」が当りました。
「これは春から縁起が良いぞ」
通常月なら、3席の通し券が4名、ペア券が3名であるが
今回は、3ヶ月通し券が2名、半年通し券が2名、一年間が1名
その他食事券とか田辺大根をかたどった和菓子など総数20名に当る
5人に一人の確立と言えど、・当たった、それも半年券とは大当たり。
「良い、お年玉をいただきました。」・・・ありがとさん・・です・
開口〇番・・・・・・・「ふ」・・・・・「ふら」
「ふら」、あの人はふらがあるとか。言うが、
なかなか表現するのが難しい。
「とぼけている様な」、「自然な面白みで」・・・
ふらのある芸人はある時、バケル場合がある。
逆にへんに受けている芸人に晩年面白みが無くなる事がある。
例えば、六代目は
海外ヘ行った時、「日本ヘ電話しても、コレステロールやったら
大丈夫や、料金、向こうもちやから」
「食べ合せ悪い、体がエネルギー体質やで」
「元気出さんとアカン、オロナイン℃、買うて来い」
あの文枝師匠でも、
早くから、車に携帯付けたけど誰からも掛かってこない。
「皆に、電話番号、知らせましたか。」、、、「えぇー」
弟子の三枝さんから携帯に電話あった時、
「よう、ここに居るのが解ったな」
「呆け」と「ふら」は紙一重か・
一、桂福丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「狸賽」
30才と言えども、入門2年目。
しっかりとした口調、特に小狸の言葉がかわいらしい。
ただし、最初に賽に化けた時、一の裏が六と目が揃っているのを
言ってしまうと、あとの五の目が解らぬと言うのが不自然。
新しいネタの登場の度に期待できる好青年である。
二、桂七福・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「粗忽長屋」
七福さん、初めての出合い。日頃、徳島を中心に活躍と。
大きなからだからかもしだすユーモア感が噺の内容とマッチ。
この噺、矛盾だらけのストーリーの中で、
死んでいる主人公を、その気にさせるのは、凄い。
また、終演後のお見送りも、日頃御自分で主催された落語会での
お客様への、感謝、出合いを大切にする姿勢がいっぱい。
なかなか、大阪の落語会には出られるのは少なそうだが、
新しい噺家さんとの出逢いが次々出来るのは
田辺寄席の一番の良さですな。
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「蛸芝居」
これまた、上方らしい芝居噺。
花登益子さんの地唄、よろしいな。
文太さんの、蛸の顔。噺で聴かせるのに、顔で魅せるとは。
こんな、芝居好きのお家もありか、
我家は、この頃、嫁さんが感化され、
落語好きのお家になりつつありますが・・・・・。
四、桂一蝶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「善哉公社」
おもしろい噺家さん。
私生活を表に、さらけ出してのマクラ。
10分間の間に、一蝶さんの噺家生活、家庭での立場
奥さんと、娘さんとの関係も、全てがおぼろげに見えてくる。
途中でお役所のアンケートが入り
①、奥さんを愛していますか・・・YES
②、浮気した事がありますか・・・・YES・・NO
③、家庭で話し合いをもちましたか・・・・など
自由気侭に話を進められ、肩がこらずで、楽しい。
本人は案外、真剣だったりして。
ぜんざい公社、民営主流の現在は、設定が逆か。
でも、何度聴いても、お役所仕事には腹が立ちますが、
でも、この頃の役所結構、気ィ使てまっせ。
民営役場とか、逆バージョンが新しい笑いが出来そう。
故春蝶師匠は、私の好きな噺家さんの一人。
派手では無いが、いつのまにか、そのパステル色の世界に
ここち良く、浸れる。
芸人と呼べる、一蝶さん。
春菜さんの春蝶襲名をきっかけに、一門の飛躍期待してまっせ
二代目春蝶十七回忌追善落語会がありますが、
気になる落語会になってきましたな。
五、露の都・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「堪忍袋」
最初の15分は得意の都ばなし。
ダイエットのはなし。
だんなのはなし。
子供のはなし。
忘れっぽくなったはなし。
まるっきり、等身大で、大阪のおばちゃん、そのまま。
まるで、きみまろの女性版。
終演後でも、年配の女性のファンの方の多いこと。
ああ、ソウだ、そう言う事も多々ある、
井戸端会議の延長、共感の噺家。
聞くたびごとに、洗練され、更にエスカレート、
そして熟成・・・おもしろい。
堪忍袋も、夫婦の台詞、言葉が、自然さがいっぱい。
ほんとに、揉めてる夫婦喧嘩はこんなものか、
まあ口喧嘩しているうちは、仲が良い証拠ですが、
ほんとの喧嘩は、口も利いてくれませんが。
このあと、M宅の昭和吉兆で新年会・・鴨鍋美味しかったですな。
第484回・田辺寄席
2009年1月17日(土)午後6:10開演
大阪市立阿倍野青年センター
開口〇番・・・・・・・「ふ」・・・・・「ふら」
一、桂福丸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「狸賽」
二、桂七福・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「粗忽長屋」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「蛸芝居」
仲入り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ぜんざい」
四、桂一蝶・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「善哉公社」
五、露の都・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「堪忍袋」
09-06-21
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます