ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第865回・田辺寄席〜2020.01.18(夜席)

2020-01-18 19:20:21 | 田辺寄席


今月で、年会費が切れるので、更新も兼ねて、田辺寄席へ。


一、桂寅之輔・・・・・・・・・・「秘伝書」

上品な、「テキヤ」による、「秘伝書」。
あの、可朝さんが演っていた、いかにもいかがわしいあの風貌。
それでいて、オチを期待してしまう。人というのは不思議なもので、
恐いもの見たさというのが、あるんですな・・・・。

ああ、それから寅ちゃんの風貌、ミュージシャン風のロン毛でおましたで。

二、桂福矢・・・・・・・・・・・・「打飼盗人」

よろしいな、あのつっけんどんな福矢さん。
「打飼盗人」にぴったり。盗人におじけず、対等に、
最後には盗人に銭をせびり、まんまとせしめてしまう。

盗人、もう少し調べて入らんとあきまへんな。
情報不足、勉強不足は、すべて失敗の元ですな。

三、桂文太・・・・・・・・・・・・「もぎとり」

東の旅、発端から見世物小屋の一連へ。
「オオイタチ」、「天竺のクジャク」、「とったり、みたり(相撲?)」
「コゾウのハナが上がったり下がったり」のもぎ取り。
そして、「軽業」へと、喜六、清八の気楽な旅でおました。

四、笑福亭由瓶・・・・・・・・「癪の合薬」

良かったですな。  由瓶さん。
武家さんの田舎臭さと由瓶さんのキャラが相まって、
噺の世界に没頭できる。

この前の、「試し酒」といい、由瓶さんの落語、
味と匂いが、満ちてきましたな。

五、桂福楽・・・・・・・・・・・・「富久」

今日のお目当て、福楽さんの「富久」。

最後のオチは、「夢だった」で終わるのでは無いかとドキドキ。
あの「ねずみ穴」、「宮戸川」、とどこかごっちゃになって覚えているようで。

でも、「一千両当たって」の、ハッピィエンドで、よろしおましたで。

でも、この頃、お客さんの入りがもうひとつのこと、
今年は、是非老舗の田辺寄席に足を運びたいと思います。

第865回・田辺寄席〜令和二年一月睦月・夜席
2020年Ⅰ月18日(土)午後5:00開演
一、桂寅之輔・・・・・・・・・・「秘伝書」
二、桂福矢・・・・・・・・・・・・「打飼盗人」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・「もぎとり」
仲入り
四、笑福亭由瓶・・・・・・・・「癪の合薬」
五、桂福楽・・・・・・・・・・・・「富久」



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