今月で、年会費が切れるので、更新も兼ねて、田辺寄席へ。
一、桂寅之輔・・・・・・・・・・「秘伝書」
上品な、「テキヤ」による、「秘伝書」。
あの、可朝さんが演っていた、いかにもいかがわしいあの風貌。
それでいて、オチを期待してしまう。人というのは不思議なもので、
恐いもの見たさというのが、あるんですな・・・・。
ああ、それから寅ちゃんの風貌、ミュージシャン風のロン毛でおましたで。
二、桂福矢・・・・・・・・・・・・「打飼盗人」
よろしいな、あのつっけんどんな福矢さん。
「打飼盗人」にぴったり。盗人におじけず、対等に、
最後には盗人に銭をせびり、まんまとせしめてしまう。
盗人、もう少し調べて入らんとあきまへんな。
情報不足、勉強不足は、すべて失敗の元ですな。
情報不足、勉強不足は、すべて失敗の元ですな。
三、桂文太・・・・・・・・・・・・「もぎとり」
東の旅、発端から見世物小屋の一連へ。
東の旅、発端から見世物小屋の一連へ。
「オオイタチ」、「天竺のクジャク」、「とったり、みたり(相撲?)」
「コゾウのハナが上がったり下がったり」のもぎ取り。
そして、「軽業」へと、喜六、清八の気楽な旅でおました。
四、笑福亭由瓶・・・・・・・・「癪の合薬」
良かったですな。 由瓶さん。
武家さんの田舎臭さと由瓶さんのキャラが相まって、
噺の世界に没頭できる。
この前の、「試し酒」といい、由瓶さんの落語、
味と匂いが、満ちてきましたな。
五、桂福楽・・・・・・・・・・・・「富久」
今日のお目当て、福楽さんの「富久」。
最後のオチは、「夢だった」で終わるのでは無いかとドキドキ。
あの「ねずみ穴」、「宮戸川」、とどこかごっちゃになって覚えているようで。
でも、「一千両当たって」の、ハッピィエンドで、よろしおましたで。
でも、この頃、お客さんの入りがもうひとつのこと、
今年は、是非老舗の田辺寄席に足を運びたいと思います。
第865回・田辺寄席〜令和二年一月睦月・夜席
2020年Ⅰ月18日(土)午後5:00開演
一、桂寅之輔・・・・・・・・・・「秘伝書」
二、桂福矢・・・・・・・・・・・・「打飼盗人」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・「もぎとり」
仲入り
四、笑福亭由瓶・・・・・・・・「癪の合薬」
五、桂福楽・・・・・・・・・・・・「富久」
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