ハナシがうごく! 笑酔亭梅寿謎解噺 4 (笑酔亭梅寿謎解噺) | |
田中 啓文 | |
集英社 |
☆☆☆
笑酔亭梅寿謎解噺4、去年の春に単行本が出ていたが、高くて買わなかったが、
この日曜日に、新古本であったので、早速買って、一気に読んだ。
まあ、新古本にでるからには、もうすぐ文庫本の発売間近か・・・。
でも、おもしろいですな。
・一期一会の芸である落語を、CDに音源として残すことの是非。
・芸としての落語と、食べるための副業のかかわり。
・売れていく者への、周りの落語家のやっかみ。
・年季明けの喜びと不安。
・漫才と落語の本質論。
などのテーマが明確にあり、「二人癖」、「仔猫」、「兵庫船」、「皿屋敷」、「猫の忠信」
「鬼あざみ」、「牛の丸薬」、「ひとり酒盛」の噺に絡ませ、上方落語の内情を
さもあらんと、紹介してくれる。
酔いどれ師匠梅寿とツッパリ弟子梅駆、そしてダメ人間がヒシメキあう。
ほんま、肩が凝らずに、気楽に一気に読める。
文庫本、発売されたら、即刻買いでおますな。
11-8
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