第232回・和泉ワンコイン寄席~2024.03.16
一、笑福亭大智・・・「化物づかい」
どこか師匠の仁智さんに似ている、ぶっきらぼうな口ぶり。特にマクラでのおしゃべりぶりはそっくり。それでいて大柄で厳つくて独特の雰囲気。噺は「化物づかい」、この頃ちょくちょく出会えるようになりましたな。上方の落語家さんも増えて、皆さんネタづくりににもちょいと個性出しておられますな。
二、笑福亭遊喬・・・「赤とんぼ」文枝・作
またしても厳つい遊喬さん。演目は文枝さん作の「赤とんぼ」。童謡、唱歌、が歌いのか、東京では市馬さんみたいにのど自慢の噺家さんもおられますが。あの遊喬さんの風貌から童謡とは・・・・。でも、最後は辛抱しきれずに、矢沢永吉が流れてきましたが。
ああそれと、四年ぶりですが夏場ではなく、今年の「彦八まつり」は、5月18日、19日の五月晴れの季節に開催。今年のその実行委委員長が遊喬さん。
今から、沢山のチラシ持ってきて宣伝されてましたな。
三、笑福亭伯枝・・・「貧乏花見」
「気で気を養う」。この噺がされるようになると、もうすぐ春ですな。落語って季節感がありますし、ファッションと一緒で早めに出てくるのが粋。イヴ明野クリスマスケーキみたいなのは拍子抜け。
そういう意味で、春は「花見」、夏は「幽霊」、秋は「さんま」、冬は「熱燗」。持ちネタの中にも、季節ごとの噺も押さえたいですな。
「春」は、「愛宕山」「天神山」「百年目」と大ネタが続くので、「貧乏長屋」か「初天神」でも、「夏」は「青菜」があるのであと、「あくびの稽古」「皿屋敷」、「千両みかん」は難しいですな。「秋」は「野ざらし」「まめだ」とかやりたいですな。「冬」は本来、やりたいのは「池田の買い」「くしゃみ講釈」と「不動坊」ですが長いし難しい「芝浜」「掛け取り」「風邪うどん」も凄く難しいので冬は良い演目が多いのですが、今すぐ挑戦できそうな噺は「時うどん」ですか。
今年の挑戦演目は「野ざらし」と「まめだ」ですかな。
第232回・和泉ワンコイン寄席
2024年3月16日(土)午後2:30開演
和泉市シティプラザ・3階
一、笑福亭大智・・・「化物づかい」
二、笑福亭遊喬・・・「赤とんぼ」文枝・作
三、笑福亭伯枝・・・「貧乏花見」