高野のしだれ桜を見に行った脚を延ばして庄原市東城町の山間にある要害桜をその近くにある森湯谷のエドヒガンと共に訪ねました。まだ5~7分咲き程度との情報でしたが、遠隔の地ゆえ再訪も大変なので一緒に訪ねた次第です。先ずは要害桜に赴くと、一目にはもう見頃と映りました。桜に限らず花は満開になる直前辺りが最も美しいものです。平日ゆえに人出も少なく、ゆっくりと美しく初々しい桜を鑑賞することが出来ました。〔4月18日(木)〕
↓ 樹齢500年ほどと言われる要害桜は名前の通り東城町小奴可の古城跡(亀山城址)に立っています。後背の峰は白滝山(1,053m)です。
↓ 西に傾いた陽が逆光となって要害桜を照らしていました。満開近くまで膨らんだ花弁が逆光の中で跳ねていました。
↓ 午後の斜光の中で白く輝く白いエドヒガンをアップで捉えてみました。風に揺れる竹林の笹の葉に同調するかのように白い玉のような桜の花弁が天空で踊っているかのようです!
↓ 白い花弁に包まれた桜の幹が生きた龍のように天空へと伸び上がっていました。
↓ 薄暗い背景に白い花が散らばった景観はさながら小宇宙のようでもありました。狭い隙間から枝分かれした幹が「どっこい生きているよ!」と叫びながら覗いていました。
↓ 小奴可(おぬか)の高台に立つ要害桜。寒冷の地ですのでまだ水仙の花が綺麗です。別名「苗代桜」で里の住人に農作業の目安情報をも提供しているようです!
↓ 小奴可の遙か背後に聳える猫山(1,195.5m)を背にした要害桜です。間もなく満開の時を迎えます!
↓ ピーカンの青空に抜きん出た天頂部です。ここの花が開き切ればこの樹全体が満開ということになりそうでした。
↓ 眼下に小奴可の集落を見渡せる高台に立つ要害桜です。小奴可の里の守護神といった感じでしょうか!里の後背をなすのが猫山です。
↓ 水を張った水田に影を落とした要害桜です。夜の帳が下りる頃からライトアップがなされて、ここは絶好の写真撮影ポイントとなるようです!
↓ 間もなく満開となる活気に満ちた要害桜です。今年は樹全体が満遍なくよく咲き揃った感じです!
↓ 石垣の上に咲く名前の通りの要害桜です!