修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

小奴可の要害桜~広島県庄原市東城町

2019-05-04 18:58:38 | 広島の桜2019

 高野のしだれ桜を見に行った脚を延ばして庄原市東城町の山間にある要害桜をその近くにある森湯谷のエドヒガンと共に訪ねました。まだ5~7分咲き程度との情報でしたが、遠隔の地ゆえ再訪も大変なので一緒に訪ねた次第です。先ずは要害桜に赴くと、一目にはもう見頃と映りました。桜に限らず花は満開になる直前辺りが最も美しいものです。平日ゆえに人出も少なく、ゆっくりと美しく初々しい桜を鑑賞することが出来ました。〔4月18日(木)〕

↓ 樹齢500年ほどと言われる要害桜は名前の通り東城町小奴可の古城跡(亀山城址)に立っています。後背の峰は白滝山(1,053m)です。

↓ 西に傾いた陽が逆光となって要害桜を照らしていました。満開近くまで膨らんだ花弁が逆光の中で跳ねていました。


↓ 午後の斜光の中で白く輝く白いエドヒガンをアップで捉えてみました。風に揺れる竹林の笹の葉に同調するかのように白い玉のような桜の花弁が天空で踊っているかのようです!

↓ 白い花弁に包まれた桜の幹が生きた龍のように天空へと伸び上がっていました。

↓ 薄暗い背景に白い花が散らばった景観はさながら小宇宙のようでもありました。狭い隙間から枝分かれした幹が「どっこい生きているよ!」と叫びながら覗いていました。

↓ 小奴可(おぬか)の高台に立つ要害桜。寒冷の地ですのでまだ水仙の花が綺麗です。別名「苗代桜」で里の住人に農作業の目安情報をも提供しているようです!

↓ 小奴可の遙か背後に聳える猫山(1,195.5m)を背にした要害桜です。間もなく満開の時を迎えます!

↓ ピーカンの青空に抜きん出た天頂部です。ここの花が開き切ればこの樹全体が満開ということになりそうでした。

↓ 眼下に小奴可の集落を見渡せる高台に立つ要害桜です。小奴可の里の守護神といった感じでしょうか!里の後背をなすのが猫山です。

↓ 水を張った水田に影を落とした要害桜です。夜の帳が下りる頃からライトアップがなされて、ここは絶好の写真撮影ポイントとなるようです!

↓ 間もなく満開となる活気に満ちた要害桜です。今年は樹全体が満遍なくよく咲き揃った感じです!

↓ 石垣の上に咲く名前の通りの要害桜です!


金秀寺のしだれ桜~広島県庄原市高野町

2019-05-04 07:05:37 | 広島の桜2019

  円正寺の西隣に金秀寺があり、そこにも一本のしだれ桜があります。円正寺の桜と併せて高野のしだれ桜と呼ばれています。金秀寺のしだれ桜も樹齢300年程の古木で、花弁がややピンクがかっているのが特徴です。円正寺の桜と同様に満開の時を迎えていました。〔4月18日(木)〕

 ↓ 門前から山門の横に立ち外に向かって枝垂れ落ちる満開の桜を仰ぎ見ました。

 ↓ やや濃いピンク色をして大空に向かって大きく伸びて広がり、枝垂れる様はなかなかの偉容です。

↓ 決して広くはない本堂前の庭にしだれ桜の古木は立っています。
 

↓ ピンクのカーテンのように可憐に境内に枝垂れ落ちています。

 ↓ 逆光の中、鐘楼をバックに花弁を輝かせて枝垂れていました。

 ↓ 高い樹の先からピンク色の滝が落ちてくるような見事な枝垂れ様でした。
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 ↓ しっかりとした幹、万遍に花弁を付ける姿はとても樹齢300年超の古木とは思えない健全さと感じました。

 ↓ 青空に高く伸びて咲く天頂部です!

 ↓ やや濃いピンク色をした小さな花弁が沢山ついた咲き様が魅力の樹です!

↓ 金秀寺は浄土真宗本願寺派の寺院。桜の樹の下には宗祖親鸞聖人の像が建っています。

 ↓ 塀の外側に向かって大胆に枝垂れ落ちる様です。


本堂裏の高台から見下ろしした枝垂れ桜の姿です。高野町新庄の里を見渡す位置に立っています。