4月28日に空振りに終わった県北のカザグルマ自生地を今度こそはと再び訪ねました。今年のカザグルマの開花は例年よりも遅く大型連休が終わってから本格的に咲き始めたとのことで、訪れたこの日はちょうど見頃といったところでした。田植の終わった直後の田圃の中を歩いて自生地を巡りました。〔5月8日(水)〕
↓ 一昨年に地元の方から教えてもらった田圃の高畦に咲く見事なカザグルマです。
↓ この高畔のカザグルマはまだ開花して間のない新鮮なものでした。蕾も幾つかあって、この後ちょっと纏まった花園になりそうでした。
↓ 別の場所の田圃の高畦には大きな群落をなしてカザグルマが咲いていました。これはそのほんの一部です。
↓ カザグルマに花弁はなく、花弁のように見えるのは咢片とのことです。咢片は8枚が基本形で、個体によっては6~13枚と多様なようです。この個体の咢片は7枚のようです!
↓ 100本を超える紫色の雄しべが白色の雌しべを包んでいます。雌しべの本数も多数のようです。
↓ まだ開き始めたばかりの若い花です。
↓ 咢片の色合いは多様です。これは開いて間のない新鮮な水色を呈していました。
↓ カザグルマはキンポウゲ科センニンソウ属の落葉性つる性の多年草です。荒地と化した田圃の高畦の雑草を掻き分けるとこんなに美しい花が出現しました。
↓ 今、弾けんばかりの蕾です!
↓ 蕾から幼い花までのオンパレードと言ったところでしょうか!