~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

右京さんに想う

2009-12-21 18:44:21 | 日記
片山右京さんが、富士山で遭難し仲間の二人の方が亡くなった
と言うニュースを見て、右京さんの姿に言葉を失ってしまいました。
残されたご家族の言葉が、深く心に響きました。
大切な大切な人を失った直後に、こんな慈愛に満ちた言葉を送れる
なんて…
私にはとてもできないと思いました。
憔悴しきった右京さんの姿に、右京さんも又このお二人の生を死を
生きていくんだなと思いました。
右京さんには、右京さんだけが生かされた意味がきっとある
のでしょう。
生きているということは、自分一人で生きていてこのいのちは自分の
ものと思いがちですが、私達は亡くなった人の生や死をどこかで
抱き(いだき)ながら生きているように思います。
 初女先生は、亡くなっていく人々は、大きなものをおいていって
くれるので、残された者はいたずらに悲しむのではなく、故人の
遺したものを大切にし、その人が生前望んだように生きていくのが、
何よりもの感謝と慰めになると信じています。
また、生涯を幸せに送った人の死に顔は美しいといいます。
と言われています。
富士山で亡くなった右京さんの仲間の方は、苦しんだと思えない
お顔だったそうです。死は生をより深いものにしていくもの
なのかもしれません。





コメント
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