◇世界遺産プラハ城・カレル橋
ホテルに落ち着いたあと地下鉄A線で市中心部へ。ガイドブックを見て「これが
食べたい」と目指したレストランが一杯でやむなく近くの小振りなレストランに入る。
いろんな皿を取って少しずつ味見しようということで、グラタンやシチュウのような
ものジャガイモ料理などを注文した。どれも味も塩加減も良かった。西洋料
理も味に満足すると腹も一応納得するようで、次の食事時までは保つ。不
満足だとすぐに日本食が恋しくなる。
チェコの一人当たりビール消費量は世界一とのこと。ビールもピルスナー、バイツェン、
黒ビールといろいろあるがここでも我々はバイツェンをとった。
食事の後カレル橋からプラハ城へと続く石畳の道ネルドヴァ通りのお店を覗きな
がらを散策し、城への急坂を登った。城から見晴るかすプラハの街は世界
遺産の名に恥じない素晴らしさである。木の文化である日本の京都の町と
石の文化である西洋の歴史的街並みをくらべても、経過した年数が現す歴
史の重みではちょっと向こうに叶わない。青い空、木々の緑、赤い屋根、白
い壁、銀色の川面、・・・こうした色彩的華やかさと調和の取れた佇まいは日
本には見られない。
婿どのの提案でリヒテンシュタイン宮殿で弦楽四重奏のコンサートを聴いた。スメタナ、
モーツアルト、ドボルザークなどポピュラーな曲目で楽しかった。
ここの地下鉄では自販機で切符を買うと機械で時間を刻印し乗車する。有
効期間(時間?) で値段が違うのが面白い。出る時は勝手。ただ時折検
札があって有効な切符を持っていないと4倍の罰金を取られる。なおドアは
降りる人がボタンを押して開ける。障害者には優しくない。
プラハでの食事 プラハでの食事2 プラハでの食事3
プラハ市内遠望 プラハ城正門 コンサート会場
プラハ地下鉄刻時機 地下鉄ドアのボタン プラハの教会
翌9月29日(土曜日)は自由行動となった。朝の食事はツアー客とは別に
なっていてゆったりと食事が出来た。驚いたのは日本食が用意されてい
たこと。
まさかプラハで日本食のサービスを受けようとは思ってもいなかったのだ。大
きなジャーにご飯が一杯。味噌汁の豆腐とワカメ、さすがに納豆はなかったが
沢庵としば漬け。何とも嬉しくて、久しぶりの白いご飯にわが胃袋もしばら
くは不平は言えまい。
昨日は遠くから見たカレル橋に向かい、127段の階段で塔に登る。塔の上
から見えるプラハ城やモルダウ川はまた格別で、観光客でごった返すカレル橋
の様子が手にとるように見える。
橋では楽器を奏でる人たち、絵を描いて売る人、手回しオルゴールで稼ぐ人、
手作り宝飾品を商う人などが橋に立ち賑わっている。
モルダウ川クルーズに乗った。ビールとケーキ、美術館入場券つきで375コルナ(日
本円で約2,000円)。チェコはEUには加盟しているが通貨はユーロ導入に至っ
ていないのですこぶる不便である。ガイドはドイツ訛りの硬い英語で説明し
ているが客は日本人の我々二人のほかイタリア・スペイン人などでさっぱり聞
いていない。
今夜は近くのコンビニでパンやビールを買い込んで、持ってきた「山菜おこわ」
を作って部屋食。
カレル橋遠望 カレル橋袂の塔 カレル橋の雑踏
カレル橋上の芸術家達 クルーズ船の若いガイドさん