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マンデラの名もなき看守

2009年09月14日 | こんな映画見ました~(洋画)

『マンデラの名もなき看守 』
---GOODBYE BAFANA---
2007年(フランス/ドイツ/ベルギー/南アフリカ)

監督:ビレ・アウグスト
出演: ジョセフ・ファインズ、デニス・ヘイスバート


悪名高いアパルトヘイトが行われていた時代の南アフリカを舞台に、のちに南ア初の黒人大統領となるネルソン・マンデラが27年にわたる獄中生活で出会った白人看守との感動の実話を描いた社会派ヒューマン・ドラマ。

1968年、アパルトヘイト政策下の南アフリカ共和国。
黒人差別を当然のように受け入れていた白人男性のジェームズ・グレゴリー(ジョセフ・ファインズ)は、反政府運動の首謀者、ネルソン・マンデラ( デニス・ヘイスバート)の看守に抜擢される。
マンデラと故郷が近く彼らの言葉であるコーサ語がわかるグレゴリーには、秘密の会話や手紙の内容をチェックすることが求められた。
しかし、マンデラに長く接していく中でグレゴリーのマンデラに対する見方は変わり始め、次第に彼の気高い思想に傾倒していくが…。
(allcinemaより)


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27年間投獄されていたマンデラが大統領になる、それだけでも充分映画になる事実です。その事実に纏わる本当のお話の映画化ということで、ものすごいドラマチックな作りになりそうだな~って思っていました。
しかし、作品は割と地味で重厚な作り方でした。

白人看守のジェームズ・グレゴリーは特別いい人と描かれているのではなく、アパルトヘイトのもと役職に従順な看守でした。
その看守が、マンデラの大きさに次第に心が動かされていく過程は、事実を忠実に映画にしているのでは、と思わせてくれます。
劇的に心が変わるのではなく、マンデラに接しているうちに心が溶けていくのですね。
そのマンデラの人間の大きさを デニス・ヘイスバートが見事に演じています。

長い投獄の中でも、国のために戦い続けた偉大なマンデラ。
そのマンデラを解放したマンデラの前の大統領デクラークとともにノーベル平和賞を受賞しているのですが、デクラークなる人物の物語も見てみたいと思いますね。。。


コメント (2)
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