和やか-散歩

「こんな映画見ました~」から「和やか-散歩」へ

縞模様のパジャマの少年

2009年09月19日 | こんな映画見ました~(洋画)
『縞模様のパジャマの少年』
---THE BOY IN THE STRIPED PYJAMAS---
2008年(イギリス/アメリカ)

監督:マーク・ハーマン
出演: エイサ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン、アンバー・ビーティー 、デヴィッド・シューリス、ヴェラ・ファーミガ 、 ルパート・フレンド 、デヴィッド・ヘイマン


ホロコーストの悲劇を無邪気な少年の視点から綴ったジョン・ボインの世界的ベストセラーを「ブラス!」のマーク・ハーマン監督が映画化したヒューマン・ドラマ。
強制収容所で働くナチス将校を父に持つ少年が、収容所の実情を知らぬまま、偶然出会った同い年のユダヤ人少年と禁じられたフェンス越しの友情を築いていく姿を感動的かつ衝撃的に描き出す。


 第二次大戦下のドイツ、ベルリン。
8歳の少年ブルーノ(エイサ・バターフィールド)は、ナチス将校である父の仕事の関係で、住み慣れた都会を離れ、殺風景な片田舎に建つ大きな屋敷に移り住む。
友だちもおらず、すっかり退屈した彼は、禁じられていた林を抜けて有刺鉄線のフェンスに囲まれた“農場”に辿り着く。
そしてフェンスの向こう側に縞模様の“パジャマ”を着た同い年の少年シュムエル(ジャック・スキャンロン)を見つけたブルーノ。
以来2人はフェンスを挟んで会話するのが日課となり、次第に奇妙な友情を育んでいくが…。
(allcinemaより)


---------------------------------------------------------------------



ホロコーストを題材にした映画で、子供の目線から見た事で角度が違う描き方です。
フェンスをはさんで向かい合う少年二人。
こんなことが現実出来たかは分かりませんが、私は映画館でこのシーンを見てた時は、
○十年後、平和になった世界のどこかの窓ガラスかなんかを挟んで、二人が再開するシーン等を想像していました・・・。

でも、結末は違うのです。
このラスト、ブルーノの母親が崩れるとき、見てる側に大きなメッセージが伝わります。

また主人公のブルーノの姉グレーテルがどんどん軍国主義(ドイツでは何て言うのカナ)に染まるあたりは、とても現実味があり、怖いものがあります。でも日本でも軍国少女が育っていった時代と同様、普通の少女だったんですよね・・・。

そんな戦時中でも、ブルーノのような無垢な子供が育つって、本当に人の性善説を信じたくなります。。。

ホロコーストものが苦手でも、一度は見ておかれるといいと思いました。





コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする