和やか-散歩

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蝶の舌

2009年12月08日 | こんな映画見ました~(洋画)
『蝶の舌』
---LA LENGUA DE LAS MARIPOSAS
BUTTERFLY TONGUES---
1999年(スペイン)

監督:ホセ・ルイス・クエルダ
出演: フェルナンド・フェルナン・ゴメス、マヌエル・ロサノ、ウシア・ブランコ


病弱の少年が心優しい先生との交流を通じて成長していく姿を、そして二人がスペイン内戦という荒波にもまれて迎える悲劇のときを描いた感動のドラマ。

1936年、冬の終りを迎えるガリシア地方の小さな村。
喘息持ちで皆と一緒に一年生になれなかった8歳の少年モンチョ(マヌエル・ロサノ)。
初登校となったこの日、モンチョは怖さのあまり教室から逃げ出してしまう。
そんなモンチョをグレゴリオ先生(フェルナンド・フェルナン・ゴメス )は温かく迎え、単なる勉強ではなく、自然界の驚きに満ちた仕組みや美しさを教えてくれるのだった……。
(allcinemaより)


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グレゴリオ先生の引退の日、「自由に飛び立ちなさい!」 と生徒に向けた言葉の力強さに圧倒されました。
映画の結末は、暗黒時代の終わり、っていう展開が普通なんですよね。。。
でも、この映画は暗黒時代の始まりがラストなの~?と心配しながら見ていました。
スペイン軍部のクーデターから嫌な世の中が始まりそうなときにラストシーンを迎えます。
最後にモンチョの叫ぶ、「ティロノリンコ! 蝶の舌!」 。。。
このシーンだけで、未来の光を見せる手法にあんぐり口を開けてしまいました。

評判のラストってこれだったのネ・・・。
すごい・・・!!

モンチョ少年の母ローサの行動は、必死で家族を守ろうとした母として普通だったろうと思うのです。立場が同じだったら私もそうしたかもしれない、と思ったのでした。

コメント (2)
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