『英国王のスピーチ』
---THE KING'S SPEECH---
2010年(イギリス/オーストラリア)
監督:トム・フーパー
出演:コリン・ファース、 ジェフリー・ラッシュ、 ヘレナ・ボナム=カーター、 ガイ・ピアース、 ティモシー・スポール
---THE KING'S SPEECH---
2010年(イギリス/オーストラリア)
監督:トム・フーパー
出演:コリン・ファース、 ジェフリー・ラッシュ、 ヘレナ・ボナム=カーター、 ガイ・ピアース、 ティモシー・スポール
英国王ジョージ5世の次男ジョージ6世(コリン・ファース )は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱え、人前に出ることを極端に恐れる内向的な性格となり、成人してからも自分を否定し続ける人生を送っていた。
吃音を克服すべく、何人もの言語聴覚士の治療を受けるものの一向に改善の兆しは見られない。
そんな夫を心配する妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)が最後に頼ったのはスピーチ矯正の専門家というオーストラリア人のライオネル(ジェフリー・ラッシュ)。
彼は王子に対しても遠慮のない物言いで次々と風変わりな治療法を実践していく。
そんな中、国王に即位した兄エドワード8世(ガイ・ピアース)が、王室が認めない女性との愛を貫き、突如王位を返上してしまう。
王位の継承など考えてもいなかったジョージは、最も恐れていた事態に直面し、恐怖のあまり泣き崩れてしまうが…。
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2月28日に日本で報道されたアカデミー賞で作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞でオスカーを獲得しました。
その翌日、1stデーで1000円の日だったこともあり、非常に混んでいました。
何もこんな日に行かなくても・・・、と思ったのですがもともと3月の1日はこれに決めていましたので、混んでいるのは覚悟で行ってきました。
オスカーを取ったことが分かってからの鑑賞だったので、期待大!
こういう気持ちで行くと裏切られることが多いのですけど、これはコリン・ファースが評判通り素晴らしかったです。
ジョージ6世って方が映画のようであれば、本当に素晴らしい王さまだったんでしょうね~。
今の女王様の子供時代を演じる子役がすっごく可愛かったのは、女王陛下への敬意でしょうか。
ロイヤルウェディングを控えている英国には嬉しい映画だっという事ですね。
先日見る機会があった「意志の勝利」の一部も映画中に垣間見られましたが、その時代の国の指導者の演説がいかに重大な意味を持つかが窺えます。
そしてその演説のための努力は大変なものだったのですね。
また、映画ラストのドイツ開戦宣言への伏線ともなっていました。
イギリス製作の映画のアカデミー作品賞って頭に浮かぶのは「アラビアのロレンス」とか、「わが命つきるとも」などでしょうか。。。
イギリス題材の作品はもっとあったかもしれませんが・・・。
コリン・ファースの素晴らしい演技と、すごく心がほっとするような演出がいいなぁって思える映画でした。
出来れば賞発表以前に行きたかったデス・・・。