『わたしの可愛い人―シェリ』
---CHERI---
2009年(イギリス/フランス/ドイツ )
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ミシェル・ファイファー、 ルパート・フレンド、 キャシー・ベイツ
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2009年(イギリス/フランス/ドイツ )
監督:スティーヴン・フリアーズ
出演:ミシェル・ファイファー、 ルパート・フレンド、 キャシー・ベイツ
1906年、パリ。
繁栄を謳歌するこの街で、ココットと呼ばれる高級娼婦は美貌と教養を兼ね備え、富ばかりか社会的なステータスも手に入れたまぎれもないセレブたちだった。
そんなココットの中でももっとも成功した一人であるレア(ミシェル・ファイファー )は、引退後は悠々自適な日々を送っていた。
ある日、レアの元同業者で数少ない友人のマダム・プルー(キャシー・ベイツ )から、彼女の19歳の息子フレッド(ルパート・フレンド)が女遊びが過ぎて手がつけられないと相談を受ける。
恋のイロハを知り尽くしたレアは、“教育係”の気持ちで彼女がシェリと愛称で呼ぶフレッドと付き合い始める。
ところが、不覚にもシェリに恋してしまうレア。
やがて2人の関係は6年が過ぎようとしていた。そしてついに、シェリに10代の娘との結婚話が持ち上がる。動揺を隠し、毅然と振る舞うレアだったが…。
(allcinemaより)
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高級娼婦を描いた映画「娼婦ヴェロニカ」は1583年のベネチア、こちらは1906年のパリ。
高級娼婦のもてはやされた時代がどの位長く、ヨーロッパのこの辺りまで広がっていたのかは分かりません。
日本では花魁(おいらん)に当たる位置づけになるでしょうか・・・。
女性の栄華と没落を象徴するような暮らし振りは、信じ難いものがありますネ。
栄華と没落があればこその、男女の心の綾を楽しむのが映画の便利なところですね。
ミシェル・ファイファー、50才を過ぎても美しく妖艶ですね~。
最後レアがフレッドを追いやるときの「年老いた女」と自分を表現するときの彼女のやつれた顔が、女優としてのキャリアと重なって綺麗、というか上手いなと思いました。
キャシー・ベイツはどんな役を見ても、適役だわって思わせてしまうところが凄いです。でも、高級娼婦でレアのライバルって、、、適役かな。。。
いや、引退してるんだから、やはり適役だったと思います。。。
華やかさが良かった映画でした。