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水曜日のエミリア

2011年07月21日 | こんな映画見ました~(洋画)
『水曜日のエミリア』
---LOVE AND OTHER IMPOSSIBLE PURSUITS
  THE OTHER WOMAN---
2009年(アメリカ)

監督:ドン・ルース
出演:ナタリー・ポートマン 、 スコット・コーエン 、 チャーリー・ターハン、 リサ・クドロー


「ブラック・スワン」でみごとアカデミー主演女優賞に輝いたナタリー・ポートマンがその前年の2009年に自ら製作総指揮を務め主演したヒューマン・ドラマ。
生まれたばかりの我が子を失い、悲しみから立ち直れないヒロインの揺れる心模様を等身大に描き出す。アイアレット・ウォルドマンの小説を「偶然の恋人」のドン・ルース監督が映画化。共演はTV「フレンズ」のリサ・クドロー。

ニューヨークで新人弁護士として働くエミリア(ナタリー・ポートマン)は事務所の上司ジャック(スコット・コーエン)と恋に落ちる。
妻子のいるジャックだったが、やがてエミリアは彼の子どもを妊娠、ジャックの離婚によって晴れて結婚にこぎ着け、幸せを手にしたかに思われた。
しかし、幸せの象徴だった赤ちゃんは、生まれてわずか3日で突然死してしまう。
悲しみに暮れるエミリアは、前妻との間を行き来するジャックの連れ子ウィリアム(チャーリー・ターハン)とも上手く関係を結べず、次第に追い詰められていく。
(allcinemaより)


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ナタリーを見たくて行って来ました。。。
 
既婚者と知ってて恋をし、身ごもり、相手の離婚と同時に結婚するエミリア。
普通に考えたら、やはり非難されてしまう女ですよね。
 
映画冒頭はそんなエミリアを説明するようなシーンから始まります。
ジャックと出会った頃の可愛いエミリアから順番に見せてくれるかと思ったら、嫌な女の部分からいきなり始まるのね・・・。
でも、ここでは観客は皆エミリアの味方なんですね。
  
話しの展開は、時間が前後しながら進められます。
 
継子のウィリアムとの会話が、この映画のとても大きな部分を占めています。
そのウィリアムへの対応で、エミリアの嫌な女の部分が見えてくるのですね。
 
でも最後、反発された継子のウィリアムの助言で、ズタズタの心が救われてくる辺りのエミリアをナタリーは本当に好演しています。
結局エミリアは大人になり切れてないうちに、恋愛をし母になってしまったのか、とも私は思えるのです。
でも、懸命に妻になりたい、母になりたい、と努めた女性としての情熱が継子ウィリアムに通じて、心がほわっとするラストでした。
 
ナタリーは本当に演技が上手いナって思いました。
離婚、再婚の多い世の中、ウィリアムのように難しい立場で生きる子供達が増えているって事でしょう。
子供は逞しいもので、誰が自分を愛してくれているか、きちんと判断出来るものなんですね。
    
    


    


     

 

 

 

コメント (4)
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