---2023年4月17日(月)---
人質から天下人へ。
徳川家康のドラマチック人生!幼少で母と生き別れ、少年時代は人質として各地を転々とした徳川家康。
戦国の世を勝ち抜き、天下人として幕府を開くまでに、何度も訪れる人生の節目で、都度難しい選択を迫られた。
織田家に囚われてから大坂の陣まで、歴史時代小説の精鋭十三人が趣向を凝らす、歴史改変もありの短編集。
織田家の人質となっていた少年時代 桶狭間の戦い 三河一向一揆 三方ヶ原の戦い 本能寺の変後の伊賀越え 小牧長久手の戦い 関東移封 関ヶ原の戦い大坂夏の陣など。
徳川家康の節目となった事績や事件をテーマに、ついに天下を手中に収めるまでの分かれ道を彼がどう切り抜けたか、史実に忠実な作品だけではなく、「あのときこうなっていたら」という歴史改変ものも含むバラエティー豊かなラインナップで、超短編を集めました。(講談社BOOK倶楽部より)
著:矢野隆、風野真知雄、砂原浩太朗、吉森大祐、井原忠政、谷津矢車、上田秀人、松下隆一、永井紗耶子、山本巧次、門井慶喜、小栗さくら、稲田幸久
大河ドラマの向こうを張ったような短編集に興味惹かれて読みました。
家康を様々な角度から見て、様々に描いているところが面白かったですね。
NHK大河ドラマと重なるシーンもあり、それもまた物語としてなかなか面白かったです。
私は上田秀人著の「親なりし」が良かったです。
これは家康が年取ってからの話で、これから先大河に出てくるのかな~。
今は松潤の可愛らしい奥方瀬名を 架純ちゃんが演じていますが、瀬名は歴史上では悪妻として扱われているらしい・・・。
長男の信康と瀬名は家康に言わば殺されてしまいます。
その悔いを家康がしみじみ語るのが「親なりし」で、これは胸つかれました・・・。
大河「どうする、家康」ではその下りをどんな風に描くのでしょうか~~。