『アウェイ・フロム・ハー 君を想う 』
---AWAY FROM HER---
2006年(カナダ)
監督:サラ・ポーリー
出演: ジュリー・クリスティ、ゴードン・ピンセント、オリンピア・デュカキス、マイケル・マーフィ
結婚して44年になるグラント(ゴードン・ピンセント)とフィオーナ(ジュリー・クリスティ )。
決して良き夫とは言えない過去もあるグラントだったが、いまはフィオーナを深く愛し、夫婦仲良く穏やかな日々を送っていた。
ところがやがて、フィオーナをアルツハイマー型認知症の悲劇が襲う。
物忘れが激しくなったフィオーナは、ついに自ら老人介護施設への入所を決断する。施設の規則で入所後30日間、面会を許されなかったグラント。
そしてようやく訪れた面会の時、フィオーナはグラントを覚えていないばかりか、彼の前で車椅子の男性オーブリーに対し親しげな振る舞いを見せるのだった。
その後も日増しに深まっていく2人の仲を目の当たりにして動揺を隠せないグラントだったが…。
(allcinemaより)
認知症という重いテーマの映画を撮ったのは、27才のサラ・ポーリーだということが、私には衝撃的です。
これで長編映画の監督デビューとなったサラ・ポーリーと人物に興味を持って、ネット検索してみました。
なるほど。。。
アイドルとは違うキャリア、高校生で政治活動、ハリウッドを嫌ってカナダで活躍、等々なかなかのツワモノなのですね~。
でも、この若さでこの映画・・・。
他人事とは思えないほど映画にのめり込んだ私には、監督の若さが納得できないですよ・・・。
認知症で、本人らしさが消えていく事実を、綺麗に描きすぎてはないですか?って言いたくなる部分も・・・。
でも、見終わったときに素直に良かった、と思える映画でした。