和やか-散歩

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僕のピアノコンチェルト

2010年09月06日 | こんな映画見ました~(洋画)
『僕のピアノコンチェルト 』
---VITUS---
2006年(スイス)

監督:フレディ・M・ムーラー
出演: テオ・ゲオルギュー 、ブルーノ・ガンツ、ジュリカ・ジェンキンス 、ウルス・ユッカー 


人並み外れたIQを持ち、ピアノを弾かせればまるで巨匠のような腕前を披露する天才少年、ヴィトス。
やがて両親のレオ( ウルス・ユッカー)とヘレン(ジュリカ・ジェンキンス)は、息子を一流のピアニストに育てるべく音楽学校に通わせることを決意する。
しかし両親の過剰な期待がありがた迷惑でしかないヴィトス(テオ・ゲオルギュー )にとって、お祖父さん(ブルーノ・ガンツ)だけが唯一の理解者であり、お祖父さんと一緒に過ごしているときだけが心の安まる時間だった。
やがて12歳となったヴィトスの生活はますます息苦しく孤独なものとなっていた。そんなある日、ヴィトスはマンションから落ちたところを発見される。
怪我はなかったものの、事故の後遺症で高いIQもピアノの才能も失い、すっかり普通の男の子になってしまったヴィトスだったが…。
(allcinemaより)


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天才少年の話、人間味あるお話でなかなか面白かったです。
天才少年の悩み、両親の思惑、お祖父さんの温かさ、すべて受け入れやすくて楽しめました。

主人公ヴィトスの12歳を演じるテオ・ゲオルギューは、自身も国際的なコンクールでの優勝実績を持つ新進ピアニストだそうです。
日本でも演奏会があったそうですネ。。。
その当時、この映画知らなかったなぁ・・・。

IQが高すぎて計りきれなかったという少年が、普通の子になりたくてうった大芝居。
それを見守る祖父。
父親の仕事が上手くいかなくてクビに追い込まれたときに、祖父と陰で組んでネットの株取引で父親を助けたり。。。
死ぬまで守ったヴィトスとの約束、死後すべてを打ち明けた祖父の手紙が両親に届きます。
心憎い展開と、心温まるラストでした。







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4分間のピアニスト

2010年09月05日 | こんな映画見ました~(洋画)
『4分間のピアニスト』
---VIER MINUTEN
  FOUR MINUTES---
2006年(ドイツ)

監督:クリス・クラウス
出演:モニカ・ブライブトロイ、ハンナー・ヘルツシュプルング 、スヴェン・ピッピッヒ 、リッキー・ミューラー 、ヤスミン・タバタバイ

本国ドイツで大ヒットした音楽ヒューマン・ドラマ。
類いまれなピアノの才能を持ちながら殺人犯として収監され、刑務所の中でも手のつけられない問題児となった女囚と、彼女の才能に惚れ込み残り少ない人生を懸ける老教師、そんな2人の女性の魂のぶつかり合いを衝撃的に描く。

ピアノ教師として刑務所を訪れたトラウデ・クリューガー(モニカ・ブライブトロイ)は、机を鍵盤代わりに無心で指を動かしている女性に目を留める。
彼女の名はジェニー(ハンナー・ヘルツシュプルング )。
天才ピアニストとして将来を嘱望されながらも道を踏み外してしまい刑務所暮らしの日々。心を閉ざし、衝動的に暴力を振るう彼女は刑務所内でも札付きの問題児。
それでも、ジェニーの才能を見抜いたトラウデは所長を説得して特別レッスンを始める。
来るべきコンクールでの優勝を目指し、厳しくも情熱をもって指導に当たるトラウデに、ジェニーも次第に心を開き始めるのだったが…。
(allcinemaより)


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新人女優とベテラン女優の魂のぶつかり合いが見事な映画でした。
刑務所の中でピアノのレッスンを受けられるのかしら、何故この教師が刑務所の中で教えることになったのかしら、、などどんな展開になるかちょっと分らず鑑賞しました。
でも、この2女優に惹きつけられ間もなく映画の中に引き込まれました。

刑務所という制約の中でのピアノコンサートへの挑戦。
ジェニーの身に起きた出来事、クリューガーの過去の出来事などが上手く挿入されててとても感情移入し易い映画でした。

ラストのジェニーのドイツ・オペラ座での演奏、想像してたラストとは違う結末。
なかなか迫力のある映画でした。







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カティンの森

2010年09月04日 | こんな映画見ました~(洋画)
『カティンの森』
---KATYN---
2007年(ポーランド)

監督:アンジェイ・ワイダ 
出演:マヤ・オスタシェフスカ、アルトゥル・ジミイェフスキ 、マヤ・コモロフスカ 、ヴワディスワフ・コヴァルスキ、アンジェイ・ヒラ 




第二次大戦下、ナチス・ドイツとソ連の両方から侵略され、両国に分割占領されたポーランド。
そんな中、ソ連の捕虜となったポーランド人将校のうち1万数千名の行方が不明となり、後にソ連によって虐殺されていたことが判明する。
いわゆる“カティンの森事件”と呼ばれるこの悲劇は、ソ連の支配下にあった冷戦時代のポーランドにおいて語ることの許されないタブーとされてきた。
本作は、自らの父親もこの事件の犠牲者の1人であるポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督が、そんな歴史的犯罪に改めて光を当てるとともに、国家の欺瞞に翻弄される犠牲者家族の苦悩を描き出す入魂の人間ドラマ。 
(TSUTAYA DISCASイントロダクションより)




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今年2010年4月に起きたポーランド空軍墜落事故「ポーランド大統領であったレフ・カチンスキ夫妻、政府要人を含む96名全員が死亡した・・・。」という報道で、私は初めて『カティンの森事件』というのを知った次第です。

「カティンの森事件」70周年の追悼式典に出席するために乗った飛行機が事故に遭ったというので、尚更驚いてしまいました。
また、カチンスキ大統領夫妻の国葬は4月18日に執り行われたが、事故から4日後にアイスランドで大規模な噴火が発生、EU圏内で飛行が禁止され、バラク・オバマ大統領をはじめとした国賓が来波できない事態となった、ということなんです。(ネット情報)

映画はアンナ(マヤ・オスタシェフスカ)が夫アンジェイ(アルトゥル・ジミイェフスキ)の行方を追う形で進みます。

映画はアンナが捕虜になった夫を心配して会いに行くところから始まり、淡々と綴られていくのです。戦争の悲劇も特に強調される演出ではなく綴られていく感じでした。

ところが、最後になってソ連軍による虐殺のさまが克明に描かれていきます。
ポーランドの将来を担う階層がことごとく銃殺されていったのです。

これは見ていて辛かったデス。。。










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マリオネット・ゲーム

2010年09月02日 | こんな映画見ました~(洋画)
『マリオネット・ゲーム 』
---BUTTERFLY ON A WHEEL---
2007年(カナダ/イギリス)

監督:マイク・バーカー
出演:ピアース・ブロスナン、 ジェラルド・バトラー、マリア・ベロ 



二ール(ジェラルド・バトラー)とアビー( マリア・ベロ )は、娘のソフィーと共に、誰もが羨むほどの幸せな家庭を築いていた。
ある週末、ソフィーをベビーシッターに預け、夫婦一緒に車で家を出たが、突然車の後部座席から見知らぬ男(ピアース・ブロスナン)に銃を突きつけられ二人は凍りついてしまう。
実はベビーシッターは彼の仲間で、娘を人質に取ったと言う男は、娘を無事戻してほしければ言う通りに動けと、次々と二ールたちに無理難題を押し付けてきた。
彼らの預金全額を引き出させたかと思えばその札束を燃やして棄て、レストランで豪華な食事を楽しませた後、金を作ってこいと命じたり……。
謎の男の要求はエスカレートするばかりで、彼の目的が何なのか全く分からないでいた。
ついに24時間一日中振り回され疲れ切った二人が最後に向かわされた先は二ールの上司カールの別荘だった。
そこで最後の要求をつきつけた男が、衝撃の事実を明らかにする……。 
(TSUTAYA DISCASイントロダクションより)



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日本未公開。
ピアース・ブロスナンの悪役ぶりが意外で、ジェラルド・バトラーの絵に描いたような幸せ男がちょっと似合わないな~と思いながらも、なかなか面白い展開カナって思いながら見ていました。

解説にあるようにラストは「衝撃の事実を明らかにする……。 」なのですが。。。
その衝撃の事実が明らかにされて、ガッカリ、、、。

途中まではなかなか面白いっって思っていたので、ちょっと裏切られた感じです。

未公開映画なので言ってしまいますが、初めからアビーの仕組んだ劇だったという事です。
それも浮気してる夫への復讐劇。
後味はあまり良くなかったデス。







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ヴィクトリア女王 世紀の愛

2010年09月01日 | こんな映画見ました~(洋画)

『ヴィクトリア女王 世紀の愛』
---THE YOUNG VICTORIA---
2009年(イギリス/アメリカ)

監督:ジャン=マルク・ヴァレ
出演: エミリー・ブラント、ルパート・フレンド、ミランダ・リチャードソン、ジム・ブロードベント、トーマス・クレッチマン、マーク・ストロング


19世紀のイギリス。
ウィリアム国王(ジム・ブロードベント)の姪ヴィクトリア(エミリー・ブラント)は、筆頭の王位継承者として幼い頃から常に厳重な警護と監視の下に置かれ、息苦しい生活を強いられてきた。
そして、いよいよ国王が病に倒れると、ヴィクトリアを巡る権力争いは一層激しさを増していく。
ベルギー国王レオポルド(トーマス・クレッチマン )の命を受けてヴィクトリアに近づいたアルバート(ルパート・フレンド )も、そんな次期女王の夫の座を狙う一人に過ぎなかった。
ところが、ヴィクトリアの美しさに心を奪われたアルバートは、自分の気持ちを正直に打ち明けたことで、かえってヴィクトリアの信頼を得るようになる。
そんな中、ついに国王が逝去し、わずか18歳で女王に即位するヴィクトリアだったが…。
(allcinemaより)


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先日鑑賞した「Queen Victoria 至上の恋」でキャシー・ベイツが演じたヴィクトリア女王。今まで一般的に考えられていた女王の姿だったらしいです。
厳格で、ちょっと陰鬱な感じ。
英国が力のあるときの女王ですからね。。。

この映画は、歌が好きで明朗な若き日の女王が描かれています。
夫を愛した情熱的な女性。もっともキャシー・ベイツが演じたヴィクトリア女王も夫の死後喪服で暮らしてました。

ヴィクトリア女王、エリザベス女王、英国は女王陛下のお国なのですね。
王様も恋愛あり、不倫あり、と映画の題材の耐えないロイヤル一家です。
それだけ存在感のある一家ということで、これからも楽しみ(スミマセン~)です。

ヴィクトリアはまだ若い時に、母親が強く望んだ摂政を拒んだあたり、大人物だったことが窺えます。
コスチューム劇としても、一見の価値あり!

ヴィクトリア朝(ヴィクトリア女王の治世の間)時代は、産業革命により英国がもっとも栄えた時期と言われています。
芸術や建築様式などの発展も著しかった時代です。








コメント (2)
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