masaring

自己チューの進行形日記でshow。

僕の成人式【其の壱】。

2008年01月13日 | masaringの内緒話

2008110_002

【明日は成人の日。しかし本日挙行するところが多いね。】

Tori

今は、大昔となりにけり。

僕、まっちゃんが成人式を迎えたのはもう30数年前だ。
その頃は「成人の日」は確か、1月15日だったよね。

我が3人の子どもも、とっくに成人式は過去のものだ。
それなのにどうして?今ごろ自分の成人式の記事なのか。

書類棚で探しものをしていたら、一冊の冊子が出てきた。
和歌山県発行の「はたちの主張」。という冊子。
発行は昭和○○年3月31日。古~っ。あっそうでした。

Kiao

まっちゃんの時代、市町村によって数え年と満年齢で
成人式を迎える年齢が違ってました。我が町は数え年。

まっちゃん、18歳の9月。何気なく見た県の広報紙。
「はたちの主張・原稿募集」の文字。「こんなのあるの?」。

その程度。でもその頃から好奇心だけは旺盛のまっちゃん。
人生のひとつの節目だし、応募だけでもしてみるか。

何々原稿用紙何枚。きっちりの枚数限定。困難。
でも、挑戦。得意?の3部形式と決めて。さてと、

一部は、私生活さらけ出し、お涙頂戴物語。
二部は、地域の青年団体活動での田舎の活動様子。
三部は、新成人になるにあたっての抱負。

1日で書き上げて、受付である町の教育委員会へ提出。
はい一件落着。もうそのことはすっかり忘れてました。

Kiao_2

一ヶ月ほど経ったある日、まっちゃんに電話があった。

「もしもし、まっちゃんですか!。」(担当者)
「はいそうですけど、何か、、、?」(まっちゃん)

「あなたの応募した作品が入選して、県代表2人東京で
 開催される『青年のつどい』に参加していただくことに
 
なりました。ご都合よろしいですか?」(担当者)
「エーッ、、、。は・はいお願いします。」(まっちゃん)

入選?びっくり。でも東京。行きたい。おのぼりさん感覚。
3日ほどして、県から詳細と行程表が送付されてきた。

Kiao_3

入選作品転載しても良いんだけど、、、。
あまりにも私生活さらけ出しだからね。書き出しだけ。

「僕は現在、農業に従事しています。しかし正確に言うと
 午後3時までなのです。、、、。」

※午後3時以降は、、、、。?

後は書けないわ。ほんとにお涙頂戴物語なんですわ。
読者の想像にお任せいたします、です。

Sakura5

En

Sakura5

東京の『青年のつどい』。総理府主催でしたわ。
今の天皇陛下御夫妻(当時は皇太子御夫妻)のご臨席。
まっちやんの横の席。びっくり。おもわず仰天しそうでしたわ。

その頃、祖母も生存していて、まっちゃんに内緒で
東京に住む従兄弟に連絡してた。彼からホテルに突如電話。

しかし、まっちゃん。県の職員の方の引率で来た身。

その方の寛大なお心で、行事終了後。私は従兄弟との
自由時間となりました。その後の記憶の方が鮮明だわ。

Kiao_4

57bfa4073d04abfd380e4e4204cbaeac 日劇(今は勿論無い)での
「天地真理とドリフターズ」のショー。
その後、新宿の末広亭へ。
「林家三平さん」ほんまに目の前。

すごいわ、東京って。
彼の家で一泊。翌日、東京駅で県の方と合流。
和歌山へ帰り県庁行き。何と知事室に通されあいさつ。
この世とは思えぬ、別世界の3日間でしたわ。

Tori_2

これが私、まっちゃんの成人式でしたわ。
だから、地元の成人式には出てないだけど、

次の年から、グループ・アルプスの光として
地元の成人式のアトラクションでコンサートするなんて
それも12年続けて出演するなんて考えもしなかったわ。

人生って何が起るか分からないわな。

Kiao_6

そう、その従兄弟もすでに他界。40代で突如ね。
お葬式には行けなかったけど、1ケ月後上京する機会が
あって仏壇にお参り。彼の奥さんの言葉。

「欲しいものあったら持って帰ってね。」彼の書斎へ。
実は、彼の仕事知らなかったんだ。何と本だらけ。

某農業新聞の編集者だったんだ。「原稿の書き方」とか
諸々、貰ってきちゃった。その時、分かったんだ。

まっちゃんの書いた原稿が入選。親戚が東京へ来た。
その関係の仕事をしていた彼。喜んでくれてたんだね。
お互い無口な性格でね。その時彼の心、知る由もなかった。

Blue_hills

【取り敢えず、其の壱は終わり。明日、其の弐に続く。予定】

コメント (6)
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