【大昔の記憶、飛んでるわ。でも冊子が残ってて良かった。】
◆注意*紛らわしく、間違われやすいので前述します。
①はたちの主張は、NHKの「青年の主張」とは無関係です。
②総理府主催の「青年のつどい」も現在は開催されてません。
僕の成人式、其の弐。今日の記事は、↑この冊子のあとがき
に掲載の「青年のつどい・成人式に、参加して」という、
まっちゃんの文章を、そのまま転記いたします。
「はたちの主張」の募集に応募したところ幸運にも「青年の
つどい」へ参加できたことを大変光栄に思っています。
さて参加して、その行事内容及び感じたことを少しばかり
書くことにします。
1月15日、東京はあいにくの空模様でその日の最高気温は
四度と言う肌寒い一日でした。その日、東京上野の
東京文化会館で成人の日恒例である総理府・東京都主催の
「第25回青年のつどい」が午前9時半から皇太子御夫妻が
出席して開かれました。会場には都道府県及び指定都市の
代表85人と東京在住の成人約千人が出席しました。
午前9時半から10時まで東京消防庁音楽隊の演奏。
10時より30分まで式典が行われました。君が代吹奏の後
東京都知事の挨拶・皇太子殿下のおことば・総理府総務長官の
お祝いの言葉がありました。続いて成人代表の紹介があり
東京都代表の誓いの言葉で終わりました。
式典終了後、コースが講演とコンサートのコースと
都内見学の二つに分かれました。僕達は都内見学のコース
の方でした。清澄庭園で食事の後、同所で13時30分より
15時まで総理府参事官の司会で意見交換会が行われました。
話し合われた事柄を拾ってみると・新成人としてのフィーリング
選挙権について・愛と性・親と子・今後の日本などについて
でした。15時に終了し東京駅で解散となりました。
以上が日程ですが、参加して色々興味深い所がありました。
式典中は会場に空席が大分目立ちましたが終了後都内見学の
ためバスに乗り込んで見ていると次から次へ会場に
晴れ着姿の人が入って行きます。何故かなと考えてみると
これから記念講演やコンサートが行われるのです。
東京の人の一面を見た様な気がしました。
また都知事の挨拶に「成人になったあなたがたは、インフレを
はじめとする反民主主義的な傾向に対し勇気を持って抵抗して
欲しい」とありました。
僕達の接している政治と異質だなあと言う感じがしました。
しかし期待はずればかりかと言うと
そうではなく全く反対なのです。
全国の若々しい群像と接する事が出来たという事は何よりも
良い勉強になりました。意見交換会の時など、なるほど都会に
住んでいる人は筋道だった良い発言をします。
しかしそれ以上に地方と呼ばれている人達の方が感銘
深かったです。話術では負かされますが自分を飾ることなく
心の底からの発言で、やっぱり自分も田舎に住んでいて
良かったという気がしました。
成人式だと言っても全然関心を示さない青年も居る様ですが、
日常同じ様な生活をしているとその生活に流されてしまいがち
です。その意味でも人生の一区切りとしての成人式に
臨めた事は大変幸福ですし、また新しいスタートラインから
出発した気持ちで希望を持って歩いて行こうと思っています。
しかし、まっちゃん。あれから30数年経過したにも係わらず、
全く成長することなく、今は老化の道をまっしぐらやわ。
【すごい記憶力やね、19歳2ケ月の文章は。僕の成人式、完。】